退院する日は決まっていなかったが、近いうちに退院できる!
そうなると見えてくる景色も色彩豊かに感じるし、話すことも前向きになった私。
あの時は、明るい未来だけを見ていたな。
幸せな時間だったな。
クリスマスもお正月も病院で過ごしたけれど「逆に想い出になるね。」なんて言ったりしてね。
年明けし、病棟も落ち着いた頃、娘の体重測定があった。
規定体重まで、あとわずか。
だからなのか、バタバタと娘の規制が緩くなってきた。
まずは、入院してからずっとつけていた心電図モニターが外された。
これは、ほんの少し強く動くだけでも警告音が鳴り響いていたので、娘にとって、ものすごいストレスだった。
そして、これは娘がとっても喜んだこと。
ベッド上安静は継続だったのだが、背もたれを立てての座位が認められたのだ。
だから娘は、就寝時以外はずーっと座っていた。
よっぽど嬉しかったのだろう。
ただ、排泄環境は変えていただけなかった。
私からお医者様に頼んだのだが、従来通り、ベッド横のポータブルトイレにて看護師さんの監視の元、行う…というままだった。
娘は相変わらず便秘がヒドかったので、3日おきの浣腸が欠かせなかったのに…。
コメントで、娘と同じように、病室での排泄が苦痛だったというメッセージをくださった方がいらしたのですが、その方も同室の方がいらっしゃる病室での排泄はどう考えても辛い行為だったとおっしゃっていた。(その節は、温かいをメッセージありがとうございました。)
確かに、看護師さんが介助をしてお手洗いまで連れて行く、というのは大変なことだ。
それはわかる。
だって、看護師さんはいつもいつも忙しかったから。
わかるけれど、やはり私は娘の心を想うと、辛かっただろうなぁ、恥ずかしかっただろうなぁ、悔しかっただろうなぁ、と感じてしまうんだ。
それに、同室の方だって嫌だろうな。
どうにか良い方法が在ると良いですよね。
※お読みいただき、本当にありがとうございます。長くなるので、一旦ここで終わりにさせて頂きました※