看護師さんとお話しをしても、気が晴れるどころか、ますます疑念が膨らみ、ますます気分が落ち込んでいった。
ともかく、夕ご飯までの4〜5時間を待合室で過ごした。
そして、夕ご飯の時間。
恐る恐る病室に入った。
娘はすでにご飯を食べていた!
あんなに落ちこんでいたのに、食べている!
私はその姿を見て感動をしたんだ。
やっぱり娘は大丈夫だって。
娘は「早く家に帰りたいし、高校にも行きたいから…すごくすごく辛いけどやる。」って言ってくれたんだ。
嬉しかった。
「ほら、やっぱり娘は大丈夫でしょ!!」
そう医師や看護師さんたちに言ってやりたかった。
そして、食べ終わり、まったりタイムのとき、娘はこう言った。
「辛いと思っても、思わなくても同じ1日だから、私は辛い中にも楽しいことを見つけて生きる。」
そう力強く言ったんだ。
私はそれを聴いたとたん涙が溢れ出した。
この子は、いつの間にこんなにも強くなったのだろうって。
私も娘を見習おう。
ダメなものばかり見ている自分から、良いものを見る自分になる!そう感じた事を強く覚えている。
その日私は、娘が入院して始めて、とても前向きな気持ちで家路についた。
その翌日、再び地獄に落とされることを知らずにね。