※※こちらは、2022年の年末の出来事を書かせていただいています※※
病院に到着すると、すぐさまコロナの検査がありました。
娘が運ばれたときは、コロナが始まって3年目だったので、規制は緩んでいました。
今思うと、コロナ真っ只中でなくて良かった…。もしそうだったら、付き添いも不可能だっただろうから。
そして、点滴、血液検査、問診の流れでした。
まず、先生が、私が血だらけだったことに驚き、どうしたのかを聴いてくださいました。
先生がおっしゃるには、人が気を失って歯を食いしばった時は、絶対に指を入れて阻止することは止めてください、ということでした。
このようなときは、ものすごい力で歯を食いしばっているので、最悪、指を切断することもあるそうです。
また、人の口内は動物以上に雑菌があるので、破傷風になり、最悪命を落とすこともあるそうです。
そのため、明日、朝イチで皮膚科を受診するように言われました。
私は先生に、救急隊員さんから「脳に問題がある」と言われたので、脳の検査を今すぐして欲しいとお伝えしました。
先生の見立てだと、脳の異常は感じないとのことでしたが、「お母さまの心配もわかるので、今すぐやりましょう」とおっしゃって下さいました。
検査中、私はずっとずっと神様に祈っていました。
検査が終わり、先生から「脳は大丈夫です」と教えていただき、安堵で足元から崩れ落ちました。
やがて血液検査の結果が出ました。
結果、ナトリウム欠乏症とのことでした。
何らかの原因で血液中のナトリウムが異常に薄まってしまったことが原因でした。
後で、娘が教えてくれたことによると、その日は、夜に体重測定をする予定だったため(私の監視のもと)学校説明会の前から水を4リットル飲み、お手洗いも我慢していたそうです。
その日はそのまま入院となりました。
娘は、病院に着いてから、ずっと眠っていました。
病棟に行き、心電図モニターをつけました。
すると、モニターがずっと異常音を鳴らしました。
理由は、娘の脈拍が異常に少なかったから。
心臓の拍動が、正常値の3分の1程度だったのです。
もう、娘の身体はかなり衰弱し、悲鳴を上げていたのです。