※※こちらは、2022年の年末の出来事を書かせていただいています※


少しでも気を紛らわそうと、お風呂に浸かっていた。

すると、主人の叫ぶ声が聞こえてきた。

「え?なに??」と驚いていると、主人がバタバタと走ってきて「〇〇がおかしい!!!!」と、今まで聞いたことのない声を上げた。


これはとんでもないことが起きた…!まずい!!と、そのとき感じた。

そして裸で娘の元へ走っていった。


娘は仰向けになり、白目を剥き、痙攣していた…。

私はとにかく娘が舌を噛み切ってしまうのではないかという恐怖から、娘の口の中に指を突っ込み、娘の名前を絶叫した。



これを書いていても胸が苦しくなる。

今まで体験したことのない恐怖だった…。

娘を失うのかもしれない…って。


私の指からは血が溢れだしていた。

指なんて噛み切られても構わない。痛みなんて全く感じなかった。


その間に主人は救急車を要請してくれた。

救急隊員さんたちが来てくださるまで、私はずっとずっとずっと娘の名前を叫び「ごめん、ごめん」と謝っていたと思う。


救急隊員が娘に大きな声で話しかけると、娘の意識が戻った。

そして、第一声に「ごめんなさい、ごめんなさい」と言ったんだ…。きっと、私に謝っていたのだと思う。


そして、娘が救急車に運ばれ、病院探しが始まった。

何件も受け入れ拒否が続いた。

救急隊員さんから「遠いけれど、△小児病院に聞いてみます」と言われた。


その病院は、娘の体重減少で診ていただいていた病院だった。(当時、娘は摂食障害とは診断されておらず、食事改善の指導をされていただけだった。その後、娘が食べ物を隠すようになってからは、私が病院へ行くことが怖くなってしまったため、外来の予約をキャンセルし続けていた。)

すると、そちらの病院から受け入れ承諾がおり、出発することとなった。


救急車のサイレンがなり始めたとたん、娘が再び痙攣をおこした。

すると、救急隊員さんが「短時間で痙攣を起こすのは、脳に問題があるからです。覚悟しておいてください。」とおっしゃった。


私はそれを聞いて血の気が引いた。

娘は助かるのか…娘は寝たきりになるのか…

もう、悪いことしか考えられなかった。