※※こちらは、2022年の年末の出来事を書かせていただいています※※


食べ物を隠すようになった娘。

これはどんどんエスカレートして行った。


私の目の行き届かないときに、食べ物を咀嚼してコップなどに吐き出すという、チューニングも始まった。

娘の部屋に入ると、何だか嫌な匂いがする…ことから、このチューニングが発覚した。


私は娘を張り倒し、泣き喚き、家から出て行け!なぜ親を苦しめるんだ!など、ここでは書くことも阻まれることを娘にぶつけていた。


娘だって、泣いて、謝って、もう絶対しない!というのだが、数日たつと再びやってしまうのだ。



そこで、私は娘の体重を定期的に量ることを義務付けた。

最初は一日おきだった。体重はしばらく変わらなかった。

だが、その間にも、娘の隠した食べ物は頻繁に見つかっていた。


娘から、体重を量ることがとてもストレスになっているので、体重測定を一週間に一回にしてほしいと言われた。

私も正直、体重測定が面倒だったので、それを許可した。


この体重測定は1年位続けていたかな?

体重は少し減少するか変わらないかを維持していた。

でも、見るからに身体はやせ細っていった。

でも、私は体重だけを見て安心していたんだよね。


このカラクリは、最近、娘から聴いた。

娘は、食べ物を隠すことはずっと続けていて、学校に持っていっていたお弁当も捨てていたそうだ。

だから体重はどんどん減っていた。

だから、それを隠すために、体重測定の前に水を一気に4リットル以上飲んで、パンツの中に重りを入れていたそうだ。

水を一気に4リットルって……どんなに辛かっただろう。どんなに苦しかっただろう。

今でもその時の娘を想うと胸が苦しくなるんだ。


こんな無茶なことを続けていれば、摂取カロリーが著しく少ない身体は壊れるに決まっている。


そして、とうとうその日がやってきた。

娘が痙攣を起こし、倒れたんだ。