「一日一季語一句」第88回(2019年11月4日〜11月10日) | 素敵な人に会いました

「一日一季語一句」第88回(2019年11月4日〜11月10日)

世の中、めまぐるしく変わっているのに。1週間前の日付の俳句を、いまさら恐る恐る出してくる。
「一日一季語一句」のタイトルに偽りありです。
本当に、申し訳ない。

とはいえ、大いに反省し、
「次週から(といっても今週)きちんと週明けすぐアップします」

と言えない、諸事情。私が悪いんですけど … …。

長い目で、やさしく見守ってやってください。
と、今週(実は先週)の七句です。

□11月4日の季語 「茸汁(きのこじる)」

   おかはりは汁のみされど茸汁
   (おかはりはしるのみされどきのこじる)

□11月5日の季語 「流星(りゅうせい)」

   流星を見むと云ひし子の寝息
   (りゅうせいをみむといひしこのねいき)

□11月6日の季語 「秋さぶ(あきさぶ)」

   秋さぶや病名長き友見舞ふ
   (あきさぶやびょうめいながきともみまふ)

□11月7日の季語 「秋深し(あきふかし)」

   音抜けのオルガン踏みて秋深し
   (おとぬけのおるがんふみてあきふかし)

□11月8日の季語 「立冬(りっとう)」

   立冬や空き家となりぬまた一軒
   (りっとうやあきやとなりぬまたいっけん)

□11月9日の季語 「薄(すすき)」

   いま風は薄の穂綿奪ひ過ぐ
   (いまかぜはすすきのほわたうばひすぐ)

□11月10日の季語 「散紅葉(ちりもみじ)」

   生きること急かすがごとく散紅葉
   (いきることせかすがごとくちりもみじ)



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