「一日一季語一句」第85回(2019年10月14日〜10月20日) | 素敵な人に会いました

「一日一季語一句」第85回(2019年10月14日〜10月20日)

この一ヶ月間、ラグビー日本代表には、たいへん楽しませていただき、さらにたいへん勇気付けられました。

次々と大型台風が列島に襲いかかる日々。恐れず、ひるまず、自分たちより強いと称される相手に立ち向かう姿は、私たちに、「できる」という手応えを与えくれました。

選手たちの言葉のひとつ一つに重みがあり、戦うことで無私の献身の姿を見せてくれた31人のサムライたちに、感謝感謝です。
ありがとうございました。

さて、そんな週の七句は、こちらです。


□10月14日の季語 「日短か(ひみじか)」

   日短か商店街を足早に
   (ひみじかしょうてんがいをあしばやに)

□10月15日の季語 「新豆腐(しんどうふ)」

   撥ね返す吾子の頬っぺた新豆腐
   (はねかへすあこのほっぺたしんどうふ)

□10月16日の季語 「林檎(りんご)」

   台風禍耐へし林檎の愛おしく
   (たいふうかたへしりんごのいとおしく)

□10月17日の季語 「秋麗(しゅうれい)」

   秋麗や躍るシーツの奔放さ
   (しゅうれいやおどるシーツのほんぽうさ)

□10月18日の季語 「金木犀(きんもくせい)」

   雨後の花弁落ちて金木犀ありと知る
   (うごのかべんおちてきんもくせいありとしる)

□10月19日の季語 「新走り(あらばしり)」

   志ん生の顔真似で干す新走り
   (しんしょうのかおまねでほすあらばしり)

□10月20日の季語 「身に入む(みにしむ)」

   男らの涙身に入むノーサイド
   (おとこらのなみだみにしむノーサイド)



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