「一日一季語一句」第25回(2018年8月20日〜8月26日) | 素敵な人に会いました

「一日一季語一句」第25回(2018年8月20日〜8月26日)

一旦「ちょっと涼しくなったみたい」と思ってしまったので、心と体が暑さに付いていけません。
「暑さの中に秋を見つける」というのが、この時期の句材なのだと思うのですが、なんだか雑な暑さに逆戻りしてしまったかんじです。


□8月20日の季語 「残暑(ざんしょ)」

   坂道の己れ励ます残暑かな
   (さかみちのおのれはげますざんしょかな)

□8月21日の季語 「晩夏光(ばんかこう)」

   北の子にグラウンドの土晩夏光
   (きたのこにグラウンドのつちばんかこう)

□8月22日の季語 「滴り(したたり)」

   滴りの一粒を受け恵みとす
   (したたりのひとつぶをうけめぐみとす)

□8月23日の季語 「鰯雲(いわしぐも)」

   鰯雲回遊の果て崩れ消ゆ
   (いわしぐもかいゆうのはてくづれきゆ)


□8月24日の季語 「秋の蝉(あきのせみ)」

   黒土のうえそっと置く秋の蝉
   (くろつちのうえそっとおくあきのせみ)

□8月25日の季語 「大噴水(おおふんすい)」

   大噴水昇りつめれば落つるのみ
   (おおふんすいのぼりつめればおつるのみ)

□8月26日の季語 「秋暑し(あきあつし)」

   油断せし身に狂ほしく秋暑し
   (ゆだんせしみにくるおしくあきあつし)



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