青山大学3連覇の、箱根駅伝。 | 素敵な人に会いました

青山大学3連覇の、箱根駅伝。

勝つべくして、勝つだろうなと思った青山大学。

復路でちょっとだけ危ない場面もありましたが、最後は2位に大差をつけての総合優勝。
見事と言うしかありません。

ところで、昨日今日とTVで青年たちの生い立ちを語る解説に、気になったことがありました。

「父子鷹(おやこだか)」という言葉がやたら解説で語られるのですね。

つまり、お父さんもかつて大学生の時に箱根駅伝を走り、その息子も感化を受けて同じ箱根路を走る。

そういう父子がたくさんいるということなのですね。

1区から10区まで、全部見ていたわけではないので、何人いるのかまではわかりませんが、見ているなかでは、6、7人の名前は上がっていたのではないかと。

親がやっていた同じ競技を、子供たちが受け継いでやるケースが特に多い競技があります。

リオオリンピックを見ていたときに、「三大継承競技」として私が認識していたのは、「レスリング」「柔道」「体操」の三競技。

どれも、なかなかエントリーしにくい競技です。

ご近所に道場やジムがあって、はじめてやってみようかなという気持ちになるものなので、環境が整っていることが条件になってきます。

そんな競技だけに、親がやっていたことが子供にとっては、大きな動機付けになるのですね。

陸上とか水泳とかは、その気になれば誰もが参加しやすい競技だけに、それほど親子間で継承されることはないのではないかと思っていました。

ところが、こと箱根駅伝に関しては、

「お父さんも走った箱根路を走りたい」

というのがモチベーションになっているわけですね。

練習の辛さや、試合に臨む不安や、敗北への恐怖。そんなものを克服して、箱根駅伝の走者になる喜びを、父親が示してくれる。

それが父子継承の理由になっているのかもしれません。