動物としてのストレス反応。【「こころとコトバ」ニュース】
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【「こころとコトバ」ニュース】 動物としてのストレス反応。
(12/02/22発行)
先週の「こころとコトバ」ニュースでは、
身体感覚を意識してみる。
と題して、「腹式呼吸」で緊張をゆるめるというお話をしました。
(こちら参照 http://ameblo.jp/jibuncounseling/theme-10049764409.html)
腹式呼吸を利用すれば、副交感神経優位にすることができて、全身の血流がよくなります。
日常的に腹式呼吸を続けていられれば、心も身体も、健康に保つことができます。
しかし、自分では腹式呼吸のつもりで、過呼吸になってしまう人がいます。
「過呼吸」とは、身体が求める以上の呼吸をしてしまい、
血液中の酸素が増えすぎて、二酸化炭素が低下して、手足がしびれてきたり、
呼吸困難になったりする症状です。
これが起きてしまったときは、紙袋を使うことはよく知られていますね。
紙袋を口にあて、吐いた空気を再度吸い込み、血中の二酸化炭素濃度を上げ、発作をおさめます。
私も、目の前でクライアントさんが過呼吸発作を起こした経験から、いつも紙袋を持ち歩いています。
「過呼吸」というと、パニック障害やうつ病など、
心理的に問題を抱えた人がなると思われているかもしれません。
でも、普通の人が同じような症状を起こしてしまうこともあります。
「ああ、この人苦手なタイプだなあ」
という人と向き合うと、自然に呼吸が浅く、動悸が早くなっているのを、
私も感じることがあります。
胸だけで少量の空気を吸い、そのまま吐いてしまう呼吸になり、
酸素濃度は高まっても、思考がまとまらなくなり、
息苦しく、心臓がドキドキはじめてしまいます。
大変困った状況ですが、これは、動物としての人間の自然な反応なのですね。
苦手な相手に向き合うことは、人に緊張を強いる状況です。
動物だったら、天敵ににらまれて、いつ襲われるかわからないような状況です。
当然、ストレスを受けます。
そのままのストレスが続けば、ますます危険な状況になってきます。
こういう状況のときに、副交感神経優位の状態でのんびり構えていては、
逃げ遅れて、天敵に八つ裂きにされてしまうかもしれません。
つまり、そこからすぐに逃げ出せるようにするための反応が過呼吸なんですね。
交感神経優位にして、筋肉を緊張させ、すぐ動ける体勢をつくる。
相手の様子を観察し、ちょっとした変化にもすぐ反応できるよう注意を注ぐ。
全速力で逃げ出すときには、しばらく呼吸はできませんから、
そのためにあらかじめ血中の酸素濃度を濃くしておく。
「天敵に襲われたら殺される」、そういう動物たちの世界では、
過呼吸はとても合理的なストレス反応だったのだと思います。
でも、現代人の生活に、その反応はいらない。
過呼吸になりそうだと思ったときは、「吐く息を長く」と考え、
お腹が膨らんだりへこんだりする感覚に意識を向けてみてください。
お腹に手で触れて、呼吸のたびに動いていることを確認するのも効果的です。
『心と脳のストレスを洗い流す 号泣セラピー』をご購入いただき、
出版記念キャンペーンにご登録いただいた方にお送りした、
「知っていればトクをするストレスケア100」では、
ストレスから抜け出すための、いろいろなアイデアを提案しております。
ぜひ、日々のストレスケアにお役立てください。
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腹式呼吸を利用すれば、副交感神経優位にすることができて、全身の血流がよくなります。
日常的に腹式呼吸を続けていられれば、心も身体も、健康に保つことができます。
しかし、自分では腹式呼吸のつもりで、過呼吸になってしまう人がいます。
「過呼吸」とは、身体が求める以上の呼吸をしてしまい、
血液中の酸素が増えすぎて、二酸化炭素が低下して、手足がしびれてきたり、
呼吸困難になったりする症状です。
これが起きてしまったときは、紙袋を使うことはよく知られていますね。
紙袋を口にあて、吐いた空気を再度吸い込み、血中の二酸化炭素濃度を上げ、発作をおさめます。
私も、目の前でクライアントさんが過呼吸発作を起こした経験から、いつも紙袋を持ち歩いています。
「過呼吸」というと、パニック障害やうつ病など、
心理的に問題を抱えた人がなると思われているかもしれません。
でも、普通の人が同じような症状を起こしてしまうこともあります。
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私も感じることがあります。
胸だけで少量の空気を吸い、そのまま吐いてしまう呼吸になり、
酸素濃度は高まっても、思考がまとまらなくなり、
息苦しく、心臓がドキドキはじめてしまいます。
大変困った状況ですが、これは、動物としての人間の自然な反応なのですね。
苦手な相手に向き合うことは、人に緊張を強いる状況です。
動物だったら、天敵ににらまれて、いつ襲われるかわからないような状況です。
当然、ストレスを受けます。
そのままのストレスが続けば、ますます危険な状況になってきます。
こういう状況のときに、副交感神経優位の状態でのんびり構えていては、
逃げ遅れて、天敵に八つ裂きにされてしまうかもしれません。
つまり、そこからすぐに逃げ出せるようにするための反応が過呼吸なんですね。
交感神経優位にして、筋肉を緊張させ、すぐ動ける体勢をつくる。
相手の様子を観察し、ちょっとした変化にもすぐ反応できるよう注意を注ぐ。
全速力で逃げ出すときには、しばらく呼吸はできませんから、
そのためにあらかじめ血中の酸素濃度を濃くしておく。
「天敵に襲われたら殺される」、そういう動物たちの世界では、
過呼吸はとても合理的なストレス反応だったのだと思います。
でも、現代人の生活に、その反応はいらない。
過呼吸になりそうだと思ったときは、「吐く息を長く」と考え、
お腹が膨らんだりへこんだりする感覚に意識を向けてみてください。
お腹に手で触れて、呼吸のたびに動いていることを確認するのも効果的です。
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