ホイットニー・ヒューストンの死。「自己模倣と依存症」。 | 素敵な人に会いました

ホイットニー・ヒューストンの死。「自己模倣と依存症」。

寝耳に水だった、ホイットニー・ヒューストンの死を報じるニュース。

「なぜ、あの人が?」
「素晴らしい歌姫なのに……」
「才能豊かなのに、もったいない」

いろんな言葉が聞かれました。
すべてのニュースが、

「歌手として最高のパフォーマンスができる人なのに、なぜ、惨めな死を迎えなければならなかったのか?」

という論調で伝えていました。

マイケル・ジャクソンが亡くなったときの「なぜ、あの人が?」の衝撃もまだ風化したわけではありません。
それには、ミュージシャン特有の事情があるのかもしれません。

ミュージシャンは、自分自身のパフォーマンスの中で、達成感を生み出すことができる人たちです。

観客を前に、演奏しながら、歌いながら、「エクスタシー」といってもいいし、「ゾーン」といってもいい。
「無我の境地」ともいえるし、「絶頂感」でもある。

そんな感じを、自分のパフォーマンスの中で創造することができるわけですね。
自分自身がすごい快感を感じるのと同時に、パフォーマンスに酔った観客たちのエネルギーも全部、自分に返ってくる。

日常的にそんな体験をしていたら、快感依存になってしまうだろうことは、想像できます。
さらにそれ以上の快感を求めたくなりますが、その快感をステージに求めて、

「もっとすごいパフォーマンスをやって、もっとすごい絶頂をつくる」

そう考えて、実際に、もっとすごいパフォーマンスができているうちは、なんとか快感スパイラルが回っていきます。

でも、過去のパフォーマンスを超えられなくなったとき、自己模倣がはじまり、もう冒険ができなくなります。

そして、快感依存のミュージシャンは、自己の内側から生まれる「快感」ではなく、外から与えられる快感に走ってしまうのではないでしょうか。

というようなことを、昨日から考えていたのですが、うまくまとまらないので、もう少し考えます。
このことについては、また書こうと思います。
中途半端で、すみません。





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