「やりたいことがわからない」
「やりたいことが見つからない」
こう感じている人はとても多いです。
まず、これがなんで多いかというと、
実は「そーゆー時代だから」なんだよね。
ある程度の先進国では、
「やりたいことがわからない」ってのは当たり前の状態なんだってことをまず理解しておいて欲しいんだ。
そう、あなたがその状態であれば、それは極めて正常な状態だということね。
では、なぜそーゆー「やりたいことがわからない」状態になるのか？
ざっくりいうと、
情報がありすぎて、選択肢がありすぎるからってことになるんだけど、
情報も選択肢もあまりない時代。
例えば、江戸時代とか、
「やりたいことがわからない」って思っている人っていなかったと思うんだよね
武士の人が
「やりたいことがわかんなくってぇ〜、今、自分探しちゅうなんでござるよ〜」
とか、言ってなさそうだろw
武士なら武士として、
商人なら商人として、
将軍なら将軍として、
「どう生きるか？」「何をやるか？」ってことを自覚していたと思うんだ。
これ、なぜかというと、
「自分のアイデンティティが明確だから」なんだよね。
武士の家に生まれた人は「自分は武士だ！」って思っているし
商人の家に生まれた人は「自分は商人だ！」って思っているし、
将軍ももちろんそう。
まあ、ある意味選択肢が無かったってことなんだけど、
でも、そのぶん「自分は何者か？」は鬼明確だったわけ。
その「自分＝〇〇」が鬼明確だと、
「やりたいことがわからない」って状態にはならないんだよ。
アイデンティティが明確だと「自然と」やりたい行動を取るものなんだ。
今の僕たちは、江戸時代と違って、
「職業」も「住む場所」も「生き方」も自由に選択できる。
そして、日本中だけじゃなく、世界中の情報や過去の歴史の情報だって知ることができる。
当然、自分の中に「色々な考え方をする自分」「色々な捉え方をする自分」が生まれるよね。
これほど情報があって、考え方、生き方が自由に選択できる状態はとても良い時代だと思うんだけど、
でも、そのぶん「自分＝〇〇」の自分のアイデンティティが決めにくくなっちゃんだ。
食べログとかでお店検索して、死ぬほどお店が表示されたら決めにくくてどこ行っていいかわからなくなるだろw
あんな感じに似てるw
選択肢がありすぎて、
色々な考え方ができすぎて、
色々な可能性が見えすぎるので、
自分が何者か？ってことが明確にしづらい。。
だから、「やりたいことがわからない」って状態になるんだよね。
だから、現代ってとても自由な素晴らしい時代だけど、
自分のアイデンティティを明確にするのはとてもやりにくい時代ってことなんだ。
まあ、現代病ってことですな。
では、そんな時代に「やりたいことがわからない人」はどうすればいいか？
それは「何をやるか？」を追い求めてもきっと見つからない。
それよりも「自分は何者なのか？」ってことを意識してみることが修羅大事なんだ。
なぜなら「やりたいこと」って変わるんだよね。
いや、、、正確には変わっているように感じてしまうんだよね。
あなたも、
「うおーー！！わたしコレがやりたいことだー！！気づいちゃったーー！！！」
ってなっても、
３ヶ月くらいしたら、、、
「あれ？コレそんなにやりたいことじゃないもかも。。。。」
ってなることあるだろww
それで、また違う「やりたいこと」を探して、、、
ってループすることになるんだけど、
これ「一人の自分」に起きている現象だと思うから、
「自分やりたいことがわからないんだ」って感じちゃうわけ。。
これ「一人のあなたという人格」に起きていると思うからわけわかめになるんだよ。
さっきも言ったように、この超情報社会だと
必然的に自分の中に「色々な考え方をする自分」「色々な捉え方をする自分」が生まれる。
きっと、あなたの中にも、色々な考え方をする自分がたくさんたくさんいるだろう。
例えば、僕も、
経営者モードの自分もいれば
コンサルタントモードの自分もいれば
作家モードの自分もいれば
オチビッタのパパモードの自分もいて、
それぞれの自分で「やりたいこと」も違うし「考え方」も違うんだよね。
もう、それぞれ別の人格を持っていると思っていいくらい。
だから、僕が「一人一人しっかりと深く人生に関わりたい」って思っていたのに、
「やっぱり、一人一人とよりも、もっと多くの人に広く文章を読んでもらいたいな〜」ってなったら、
僕の「やりたいこと」が変わったのではなく、
僕が「コンサルタントモードから作家モードに変わった」ってだけなんだよね。
それとか、
「文章をいっぱい書きたい！」って思っていたのに、
「いや、僕のやりたいことは家族との豊かな時間を過ごすことなのかもしれない」ってなったら、
それも、僕の「やりたいこと」が変わったのではなく、
僕が作家モードからオチビッタのパパモードに変わったってだけなんだよね。
そして、また作家モードになったら
「やっぱり、自分のやりたいことは文章を書くことだ！」ってなって、
また違うモードになったら
「違うかも。。。」
ってなるんだよねw
これ、僕一人の人間としてコロコロ変わっていると思っちゃうと混乱しちゃって
「自分はやりたいことがわからないんだ」って捉えちゃうんだけど、
でも、実際はそうでななくて
「自分が何モードか」の方が変わっているんだ。
そして、それぞれのモードで人格が違うので「やりたいこと」が変わるんだよね。
まあ、ちょっと難しくはあるんだけど、スタートしては、
「やりたいこと」が変わっているんじゃなくて、
自分の中で「何モードか」が変わっているんだなってことに気が付いてあげよう。
そして、「自分が今何モードで生きているのか？」ってことをその瞬間瞬間で自覚できていると、
（無自覚でかなりコロコロ変わるので）
自分が何モードであっても「共通で求めていること」があるとわかってくる。
それが、あなたの本当に本当にやりたいことに近いものだ。
この辺りの記事を参考にしておくれ↓
https://ameblo.jp/jibuncompany/entry-12376837627.html
と、まあ現代では「内なる自分」と「可能性」が多すぎるので、
自分のやりたいことがわかりにくい時代だ。
でも、その分、あなたが「本当にやりたいこと」を自覚できたらそれを実現できる可能性はめちゃめちゃ高い時代でもあります。
それをやっていい自由もあるからね。
こんな時代だからこそ、自分にやりたいことをやらせてあげようね。
椎原 崇
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