10年ほど前の話。


僕の会社で一番の勝負を仕掛けて、
秒殺でお店が潰れてしまったことがある。



「自分の失敗から学ぶことができる人」は優秀だと思いますが、

「他人の失敗から学べる人」は超優秀です。




そんなあなたに僕の失敗がお勉強になればと
仏のような気持ちでこのブログを書かせていただきます(`・ω・´)キリ





その時、



内装とかにこだわって、とにかくめっちゃお金をかけて、
オシャレな「カフェバー」をオープンしました。



ゆっくりくつろげたり、仕事の打ち合わせにも使えるような
イメージ的には「高級ホテルのラウンジ」のような、そんな感じのお店。





時間も、お金もかなりかけて、
何度もみんなで打合せをして作ったお店だったので、




雰囲気もいいし。

料理の質もいいし。

スタッフのホスピタリティも高い。






クッッッッッッソ自信はあったのですが、、、、、


 

 

鬼瞬殺で潰れてしまいました。ええ。。










「いや、これは無理だったな。。。。」



今、考えると、
うまくいかなった理由がよーーーーくわかります。







なぜわかるのか?







答えは簡単です。








それは「競合がいなかったから」です。










「え?競合がいない方がいいんじゃないの?」




そう感じたあなた。

その気持ちはよくわかります。






もちろん「飲食店」という意味では
競合はありました。





しかし、僕らが提供しようと思っていた
ジャンル、雰囲気、価値観をコンセプトにしたお店は
その地域には全くなかったのです。






そう、完全な「ブルーオーシャン」っす。



でも、だからこそ「顕在的に欲しい」と望んでいる人が極めて少なかったのです。






例えば、今僕たちが使っているiphoneなどのスマホを、
「顕在的に欲しい」と思っていた人はほぼゼロかと思います。






ガラケーしかない時代に




ボタンが一つしかなくて、

そのボタン以外は液晶で、

その液晶を指で触って操作できて、

音楽が聞けて、

動画がみれて、

ゲームが出来て、

カメラになって、

色々なアプリを入れることが出来てパソコンの変わりになる
めっちゃ薄い携帯電話がほしいな~♪





って考えている人はいないわけでだよなww




そんなもの想像すらしていないのだから、
「欲しい」とも思わないはず。






そんな「欲しい」とは思っていなかったスマホを
今はみんなが持っているわけだから、

これは顕在的ではなく「潜在的なニーズ」だったわけです。





ちょっと規模違いすぎますが、

僕たちが提供しようとしていたものも、
この「潜在的なニーズ」の部分だったのです。





もちろん「潜在的なニーズ」って莫大な市場があります。


うまくやればiphoneの様に、オンリーワンで第一人者的な立場で
たくさんのお金をつくれる可能性も大いにあります。





正直にいうと、僕もその当時は


「お!この地域はこの形態のお店誰もやってないぜ!!」

「ラッキー!!儲けてやるぜ!」

「一番乗りだ、うひひ♪」




というような感じだったので(笑)




もしかしたらめっちゃ当たる可能性もあったかもしれませんが、
それには莫大なお金と時間がかかったことでしょう。






そして、その当時の僕って、

あまり何も考えていなかったし、

飲食店経営に関しては、
今やっているコンサルや講師業ほど才能があったわけでもない。





だから、そんな僕がやろうとしていることなんて
もっと飲食店のことを真剣に考えていたり、もっと才能がある「誰か」も考えていることなのだ。





でも、それならば、
なぜその地域にそんなカフェがなかったのでしょうか?






それは、


「そのアイデアが僕にしか思いつかない天才的なひらめきだったから」


というよりも、



「誰かがもう実際にやってみてうまくいかなかったから」


「しっかりリサーチしてみて、ここは無理と判断しているから」



という可能性の方があきらかに高いよねwww

(実際にそうでした。。。)







ブルーオーシャン戦略





これは、僕がパチプロ時代に身に着けた
めっちゃいい考え方だったけど、

それは扱うサービスが「顕在的なニーズ」の場合なんだな~とお勉強になった。







だから、もしあなたのサービスが「潜在的ニーズ」のもので、
全く競合がいなかったら要注意。





「うひゃぁぁ!ポジションがら空きだせぇ♪」


って突っ走る前に、なぜ全く競合がいないのか?って調べてみるといいかもしれない。







自分のサービスが「顕在的ニーズ」のものなのか?



自分のサービスが「潜在的ニーズ」のものなのか?





それによって、まっっっったく違う戦略になるということを
この時に身をもって知ったのであった。








椎原 崇

 

 

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