孫正義さんがボーダフォンを「2兆円」で買収したときの
エピソードを聞いたことがある。
実は、孫正義さんはiphoneが発売されるよりもかなり前から
「今、iPhoneってのを創っているから、つくったら日本の独占販売契約を君とするよ」
みたいな事を当時のスティーブ・ジョブズから直接言われていたらしいのです。
なので「先に携帯会社をもっておこう」と
ボーダフォンを買収したのだそうですが、
その価格は約2兆円。
だから、その買収する為の、チョー多額のお金を
なんとか引っ張ってこないといけない状態だったらしいのです。
それだけのお金を調達するには、
お金を貸してもいいと思われるような「強烈な理由」が必要なのですが、
まだ、iphoneは完成していないからモノがない。
そして、そもそもスティーブジョブズがiphoneをつくっていること自体を内緒にしないといけなかったらしいのです。
だから、なんと！銀行にも、株主にも、ほとんどの社員にも、
iPhoneの事は一切隠したまま、２兆円のお金を調達しなければならない状態だったらしいのです。
で、ご存じのとおりそれをやってのけちゃったのですが、
僕は、その話を聞いたときに、
多くの「リーダー」と呼ばれている人って、
自分のビジョンを語って多くの人を巻き込んでいける人だと思います。
でも、「世界を引っ張っていくようなリーダー」は、
「本当のやりたいビジョン」を誰にも言えないような状態であっても、自分のビジョンに多くの人を巻き込んじゃうんだな～と
そんなスケールのデカさを感じたエピソードであった。
かっこええの～～
椎原 崇
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