プラスの実績を作り人生観を変える | 虚飾を捨てて心に翼を

虚飾を捨てて心に翼を

生き辛さは成長の機会。思いやりの心と自分の本質を大切に。

歳を取るにつれてだんだん時間感覚が短くなる人生の時間の方程式があるそうです。

数式は難解で私にはわかりませんが、意識が経験した時間の感覚をもとに時間の長さの感覚を作っているからだと勝手に納得しています。

生まれた瞬間は、経験時間が0時間なので1年はとても長く感じるが、50歳だと今まで経験した50年の時間感覚に比べると1年は短い。

 

人生観もそのようなものだと思います。

人生観を作るものは、今までにした経験と得た知識、そして各経験をどのように受けとめたかです。

嫌なことばかり続いたら、人生は100%苦痛というイメージ。

嫌なことが9回続いた後良いことが1回起これば、人生は90%苦痛だが楽しいことも10%あるイメージに変わる。

そのあと10回良いことが起これば、楽しいことの方が多いイメージに変わる。

人生は、プラスやマイナスの実績で塗り替えることにより、頭の中のイメージが変わる。

 

ところで受け止め方によっても変わります。

良いこと悪いことの基準となるものは、十人十色。

生まれついての資質と個別の経験。

 

私は、無意識領域に隠れた「念のようなもの」が現実世界を作る原動力だと思っているのですが、それを基準にして無意識に現実を作り続けるため、それが課題であれば嫌な現実が作られ続けます。

だから課題なのだと思います。

 

仮に「念のようなもの」と表現したりもしましたが、それは自分でも解読困難(非言語で抽象的だから)で、目の前の現実はそれを具体的にしたものだと思っています。

「念のようなもの」は、自分にとって一番大切な拠り所となる基準です。

それは自分の無意識の行動基準で、自分にとって絶対的なもので、普段は疑いを持てないようになっているように思います。

だから否応なく無意識の行動を通して自動的に現実になる。

 

しかし、その現実に耐え難くなると、その基準を見直さざるを得なくなります。

それが、潜在意識にある「念のようなもの」を変える原動力になります。

 

生まれた瞬間はまっさらなのでしょうか。

それとも期待と不安でしょうか。

赤ちゃんはよく泣くので、恐怖が先にあるのかもしれません。

一人では生きられないから、保護(たぶんそれを抽象化したものが愛情)を必要とします。

愛情によりポジティブ思考が作られ、良い連鎖反応が起こります。

 

順調に行っていた後、挫折すると、停滞し、諦めに変わる場合があります。

悪い連鎖反応がスタートします。

 

嫌なことは相対的かつ自分の経験だから、自分の設定した基準と経験の良い悪いの割合で決まります。

例えば、嫌な経験が全経験の80%だったら、この世は嫌なものというイメージが頭の中で作られる。

頭の中の「この世」は灰色になります。

 

刻一刻と加わる望む出来事と望まない出来事の割合が、頭の中の「この世」を刻一刻と変化させていきます。

悪い連鎖に陥った人は、自分を不幸にする嫌な思考を無意識にしてしまう。

 

私は強い「念のようなもの」が、常に具体的な形を取ろうとすることにより現実が作られると思っていますが、その「念のようなもの」を言語化したものが「人生観」と言えるかもしれません。

そして「念のようなもの」は多くの人にとって「人生の課題」のような気がします。

 

目の前の現実を見て、自身の課題を知る。

望む方向性を決める。

無意識に繰り返してきた不幸になるための行動を変える。

そしてプラスの実績を作る。

プラスの実績が作られないと元に戻るので、ここが大事なところです。

 

一定数のプラスの実績が作られて初めて、「課題」がクリアされ、新しい人生観が作られるのだと思います。