落ち込みは軌道修正装置 | 心の自由

心の自由

生き辛さは成長の機会。思いやりの心と自分の本質を大切に。

私は、私の中のインナーチャイルド(大人のなかの子供のままの部分)の安住の地になっていました

私はインナーチャイルドに完全に操られていました

 

インナーチャイルドは

自分を守るために

精神のバリアを幾重にも張り巡らし

頑丈な要塞を作っていました

要塞は堅固で

要塞の中には容易にたどり着くことができません

インナーチャイルドは

危機が訪れ、要塞が崩れそうになっても立て直します

 

 

インナーチャイルドの危機とは

酷くショックを受けたり

落ち込んだ時のことです

 

インナーチャイルドは

弱い自分を隠すため武装しています

武装することによって

自分は強いということにしています

崩れそうになったら元に戻そうとします

言わば精神の自動修復機能です

 

時間は心の傷を癒します

でももしかすると

インナーチャイルドを守るための

言わば

見せかけの強さが復活しているだけではないでしょうか

 

強さ自体が偽物なのではありません

努力して身につけた強さです

でも

その強さを弱い部分を隠すための

自分の拠り所としていないでしょうか

 

弱さを克服するのではなく隠すために作り上げた強さ

本当は強くない自分を認めることが怖い

 

私の場合そうだったと思います

いいえ、今でもまだ・・・

落ち込むのは、自分が「〇〇」だと思い知る時です

私を操っているインナーチャイルドはめちゃめちゃ凹みます

武器を全て失い、弱さが剥き出しになる感じで、崩壊寸前、再起不能かと思われるほどです

 

時間が経つとなんとか回復します

なんとか持ち直したとみると、またもやインナーチャイルドは図に乗ります

俺は強いんだと

これが俺なんだと

 

 

今まで、落ち込んでいるのは自分が弱くなって精神が不安定な時

落ち込んでいない時は精神がしっかりしていて正常な時と思っていました

 

最近は逆の捉え方をするようになりました

 

落ち込みは正常な心の反応

普段の安定は自分をごまかしているだけ

 

努力が報われていないと思い知らされた時の場合は

落ち込みの原因をはっきり意識しているので今回除外します

 

問題は

自分をごまかし続けている時

自分にとって大切なことを放っておいたり

大切なことから逃げ続けている時

 

自分でも気付いていません

インナーチャイルドが自分の成長を妨げているのを

 

それに気づかせようとしているのが「落ち込み」なのではないかと思います

 

傷ついて落ち込んでいる時は

インナーチャイルドにもっとも近づいた時

落ち込んでいる時こそチャンス

普段の強さは

弱いインナーチャイルドを守るための見せかけの強さで

逆に自分を不幸にしている可能性があります

 

その落ち込みはサラリと回復させてもいいのか

 

あるいはもっと真剣に自分の客観的事実と向き合い、大きく軌道修正する機会なのか

 

 

時にはとことん落ち込んで

深く考えてみることも必要だと思います

 

私は今そういう状態になりました