●会社員夫の飲み歩きにイライラする美人妻たちへ
早山さくらです。
週末は、銀座に行く用があり、そのついでに、馴染みの(感染対策バッチリの)酒場にて、マスク飲み。
久しぶりに会う、おっさんたちとの、無駄話は、想定外に楽しかったです。^^
わたしは、とにかく家にいるのが好きです。今回の外出までの2週間は、腰を痛めたこともあり、一歩も家をでていませんでした。
買い物はぜんぶ、ネットですし、ゴミ捨ては家族におまかせです。お仕事も全部、オンライン。趣味はアマゾンやネフリでの映画、ドラマ鑑賞ですから、家を出ないでも、暮らしは成立します。
こうして、家の中にいる間は、特段、ストレスを感じません。
ところが!
リアルに人に会う。どーでもいい無駄話で笑う。
すると、みるみる間に、心がツヤツヤと膨らんでいくのを感じるのです。
そして、「ああ、やっぱり、わたしは、酒場での、この無駄話こそがよろこびなんだわー」って思うんですよね。
ところで、無駄ほど贅沢なものはありません。
おっさんたちとの、どーでもいい会話には、各自の人生が、赤裸々に表れている。たがいの価値観や人生を、気楽に共有できること楽しさって、(古いけど)、ノミュニケーションの醍醐味なんですよ。
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わたし:「あー、やっぱ、飲むのっていいですよねー。こんなの1年ぶりー」
おっさん:「嘘つかないでください。2ヶ月前、野毛で○○さんと飲んでたじゃないですか!」
わたし:「あ、そういえば」
おっさん:「もー、さくらさん、ほんと、数字に弱いんだからー」
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と、ほんと、どうでもいい無駄話の中に、お互いへの関心、敬意、仲間意識が溶け込んでる。あったかい気持ちになる。
押して引いて、引いて押して、それはまるでジャズセッションのような気持ちよさ。
人がいるだけで娯楽。
選ぶ言葉、間合い、表情で本音を伝える技に長けたおっさんたち。
「そうそう、わたしのカウンセリング、コミニュケーションレッスンは、この、おっさんたちと積み重ねてきた会話が礎なんだ!」と、またも、思い出しました。
そうだ、わたしは、「一般的な会社員の旦那様」をおもちの美人妻達に、お伝えしたいことがあるんです。
とくに、お酒を飲まない美人妻の中には、旦那が飲み歩くことに否定的な方が多いんですよね。
なぜ否定的なのか、その理由は、各ご夫婦により、事情があることも存じています。
ただ、元バー経営者としての立場から、言いたいのは、
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酒場っていうのは、心を洗うところだよ
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ということ。(性をちらつかせている店は別)。
私は、バーのママだったけど、常連のダンディたちは、わたしやスタッフや、集うお客様に、色恋など求めていなかった。ただ、心を整える。みずみずしい心を取り戻す。本来の自分にリセットするためにご来店していた。
(どうしようもない浮気男もいたし、モラハラさんもいたけど、私の前では、お利口さんでした)
その中で、会社のことや、田舎のご両親のこと、妻や子どもの悩みを伺うことも、多々ありました。あるけれど、彼らのそれは、恨みつらみや陰湿な感情ではなくて、わたしに聴かせてくれながら、反省したり、家族の本音を探ったり、自分の心にムリのない、落とし所を探す作業。
ほんと、カウンセリングそのものでした。
ただ、それは、わたしの店だから、カウンセリングバーみたいになってけど、違う個性をもつ店主の店なら、違うでしょう。それでも、そこに、「人がいる」、ということは、ただ、飲料としてのお酒を摂取するだけの場所じゃないということ。
家でなら300円で飲めるビールが、飲み屋なら1000円になる。それでも、その無駄に見える金額に、人生において、超絶大切なものが、含まれてるってこと。
だから、飲み歩く旦那さんに、飲み歩くことについては、否定しないであげてほしいなと。
「飲みに行くのはいいけど、○○を、やってからにしてほしい!」という言い方なら、反感を買わないんじゃないかな、と思います。
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とはいえ、いまは、コロナ禍ですから、飲みを自重してほしい気持ちは、ごもっともかと思います。
いずれ、コロナがスッキリした時に、旦那の飲み歩きにイライラしたら、この記事、ちょっと思い出していただけたら、嬉しいです。