三浦先生の精神面のアドバイスもあり、病気があるかどうかは関係ない。こうして元気に過ごせているから良いやん。と前向きな気持ちになれました。
実際、自覚症状は全くなく、普通に元気だったのです。再発していることが信じられないぐらいでした。
だから、絶対治すという気持ちの一方で、もし、治らなかったとしても、これ以上悪くならなかったら、それはそれで良いかという気持ちにもなっていたのです。
よく「病気と闘って、打ち勝つ」と言う方がいらっしゃいます。しかし、病気とは勝ち負けを争っているわけではありません。こちらが、そうやって戦闘モードになるから、病気も負けてたまるかと暴れ出すのです。だから、闘ったらダメなんです。
ちなみに私は「闘病」という言葉は使いません。
そもそもなぜ再発してしまったのかを考えてみました。
最初のがんになってから、自分なりに食事や生活に気を付けていたつもりでした。しかし、気を付けていたつもりで、実際にはあまりできていなかったのだと思います。
また、私が寂しい、寂しいって思うから、がんが「友達になったるわ」って、出没したんだなっと思ったのです。
だから、無理に追い出してはいけないと思いました。
そして、「がんちゃん、うちの体の中におってもええけどなぁ、おとなし~いしててやぁ」って右胸(右肺)を押さえて話しかけていました。
そうやって、共存していくという覚悟もしたのです。