主治医の言う通りすべての治療をすることに決めたので、まずは抗がん剤治療からです。

 早速、化学療法の担当のお医者様の診察を受けました。

 やはりかなり状態が悪いようで一番きつい抗がん剤を投与するということでしたしょぼん

 

 

 アンスラサイクリン系のエピルビシンというお薬を4クール、その後にタキサン系のドセタキセルというお薬を4クール、それぞれ三週間に一度ずつ点滴で投与することになります。しかし、二つのお薬を一緒に投与して6クールで終わらせることもできると言われました。

 実は、日本では正式には認められていない方法でした。なぜならば、どちらの薬にも出る副作用があり、それを一度にやると副作用が強くなる可能性が高くなるからです。特に白血球の減少が問題なのです。

 しかし、アメリカではその方法が行われていました。なぜなら、アメリカでは白血球の減少を抑えて、しかも効果が2~3週間続くお薬を使うことができたからです。

 ところが、日本ではそのお薬が認可されていないため、その治療方法も認められていなかったのです。

 しかし、私がお世話になっていたがん専門の病院は二種類の抗がん剤の同時投与の承認を得ていました。ただし、日本で許可をされているお薬は数日しか効果がないため、途中で頻繁に白血球の減少を抑える注射を打ちに病院に行かなければなりません。その代わり、6か月間かかる治療が4か月半で終了するということでした。

 そこで、私が頻繁に注射を打ちに行くことをいとわなければ、同時投与をやっても良いと言われたのです。

 

 それで、「一緒にやったら、しんどいですかはてなマークとお医者様に聞きました。

 「同じ患者さんで両方のやり方を試すことができないので、はっきりとは言えないけれど、一度に投与した患者さんも元気そうにされている」という答えでした。

 今考えれば、お医者様がおっしゃる通り同じ患者さんで実験できないため、本当のことは分かりません。だから、聞いても仕方ないことなのです。しかし、その時は聞かずにはいられないほど、判断が難しい状況だったのです。

 その回答を聞き、早く終わらせたいので二種類の同時投与を選択しました。

 

 ちなみに結局日本ではこの方法は正式に採用されなかったそうです。やはり、副作用が大変な割にメリットがなかったらしいです。だから、現在は行われていません。