ここ何回かの投稿で、開発寄りのことばかりを書いていたので...
改めてRemoteKeyer(Wifi)で何ができるのかを書いてみます。
・そもそもリモートキーヤーとは
高松オリーブハムクラブさんが頒布しているキットです。
家庭内リモートシャックなどを想定して、離れたところにあるリグに対し、パドル操作などにより電験の信号を飛ばすことができます。
高松オリーブハムクラブさんの頒布品は、有線LANを使うことを前提とした構成になっています。
・Wifiで使えるように
高松オリーブハムクラブさんの頒布品に、Wifiのついたボード(Audunio R4 UNO Wifi)を母艦にして
動作させました。さらにAudunio互換のESP32ボードでの動作を実現しました。
また、ESP32搭載のAtom Lite及びAtomのプロトキットにより本体の小型化を行いました。
・何ができるのか?
リモートキーヤーと同じように、家庭内リモートシャックに対し、パドル操作などによりCWの信号を飛ばすことができるのは変わらないのは同じです。Wifiを使って接続できますので、家庭内にLANケーブルを這わせなくてもWifiの電波があれば運用可能です。また、ESP32のダイレクト接続モードを使えば、電波が届く範囲に限られますが、Wifiルーターがなくても運用できます。
RaspberryPiの音をRDP先で再生させることによりリグの音を聞きながら、家庭内Wifiが届いている範囲であればどこでもパドル操作でCWができるようになりました。
また、AtomLiteはLEDやボタンが最初から付属しているので、動作初期にWifiプロファイルを選択し、どのプロファイルを選択したかをLEDの色で識別できるようにしました。
・Wifi化の問題
Wifi化により、無線イベントのような、Wifiが混雑している環境ではきれいに音の再生がされません。
やはりそのような環境下では、有線のほうが優れています。
また通常の運用でも、有線のほうが速度面では優れていますので、性能を最優先される方はWifiはおすすめしません。
・実際の動作
実演のために、近い場所にサーバーとクライアントを置いて動作させています。
こんな感じで再生されます。
・課題
よく聞くと音がたまに落ちることが...
詳しい方何が原因か教えて下さい(T_T)
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Wifiプロファイルを(コンパイル時に組み込むのではなく)PCから書き換えられるように...とか考えましたけど、需要はないですよねー🤔

