Wifi_Keyer 組立手順(Ver1.0)

①はじめに

Wifi_Keyerは、手元にある電鍵によるCWの信号を、Wifiを使って無線機に接続しているサーバに飛ばす機械です。

・Wifiルーターを使用した通信に対応しています。

・サーバークライアント間の直接通信に対応しています。ただし遮蔽物に弱いです。

・固定IP/DHCPどちらにも対応しています(直接通信時は固定IPのみ)。

・ケーブル接続には対応していません。

・高松オリーブハムクラブさんのRemotekeyerとの通信互換性はありません。

当機械には、

・音を出す機構はありません。無線機から出る音、電鍵によるサイドトーンの音が必要な場合、別の手段で確保する必要があります。もしくはリグの音が聞こえる範囲での使用を前提にしてください。

・パドル入力には対応していません。パドルを使いたい場合は、KeyerXSなどをご利用ください。

・遅延が気になる方は、高松オリーブハムクラブさんのRemotekeyerの使用を検討ください。

 

参考まで、当局の通信環境(家庭内のWifiを使用:Ping到達が10~20ms程度)で遅延具合はこの程度です。

 

Wifi_Keyerを動作させるには、Wifi_Keyerの他に以下が必要です。

・ATOM Lite 2個

 

・ATOMIC プロトキット 2個

※組立てにも使用します。

 

・ATOMIC TFカードリーダー

 

・MicroSDカード(16G以下)

 

その他

・はんだ

・はんだごて

・MicroSDカードの内容を編集できる環境

・M5Burnerをインストールし、実行できるコンピュータ

 

動作

・USB-Cケーブル☓2

・電源☓2

・パドル

・パドルに接続するキーヤー(KeyerXSなど)


②Wifi_Keyer 同封物

 以下同封物をご確認ください。

・基板

 サーバー/クライアント それぞれ1枚

 

・丸ピンICソケット(4Pin サーバー用/6pin クライアント用) それぞれ1個

 

・フォトカプラ(6Pinクライアント用/4Pinサーバー用)

 H11L1 / PC817(またはTLP785

 

・3.5mmステレオミニジャック MJ-8435 2個

 

 

・抵抗

100R(茶黒黒黒茶) 2個

200R(茶黒黒黒赤) 1個

 

・フェライトビーズ(FB) 2個

 

③組立手順

以下の手順で組み立ててください。サーバ、クライアントともに同手順です。

・基板のNo1.の箇所に、丸ピンICソケットをハンダで取り付けます。

・基板のNo2.の箇所に、3.5mmステレオミニジャック MJ-8435をハンダで取り付けます。

・基板の□部2個所に、ATOMIC プロトキットに付属しているピンヘッダピン(4Pinおよび5pin)をハンダで取り付けます。

 取付時に曲がりやすいので注意。端の1Pinを取り付けた後曲がっていたら修正してから他Pinを固定します。

・抵抗をハンダで取り付けます。100R、200Rのプリントを参照して取り付けてください。

・フェライトビーズをハンダで取り付けます。FBのプリントを参照して取り付けてください(クライアントのみ)。

 ※抵抗とフェライトビーズに極性はないので、どちら向きでつけても問題はないです。

・基板上の◎印とフォトカプラ上の○印の位置をあわせて、丸ピンICソケットにフォトカプラを装着します。

組み上がりはこんな感じ。

 

・ATOMICプロトキット 筐体の蓋を外し、内蔵している基板を取り外します(内蔵している基板は使用しません)

   ※蓋の外し方のコツ:蓋の片側、爪のある部分を両方つまみ、片側を強く押すと外れます。

・組み立てた基板をATOMICプロトキットに入れ、蓋をします。

こんな感じです。

どちらか片方にビニールテープを貼るなどの方法により見分けられるようにしましょう。

 

④ファームウェア読み込み

ATOM Liteにファームウェアを読み込みます。

・M5Burnerをダウンロードし、インストールします。

・M5Burnerを起動します。

・右上の人形マークをクリックし、Registerでユーザ登録します。

 ユーザ登録後、ログインします。

・上部の検索フォームにWifi_Keyerと入力します。

・Wifi_Keyer(Client) For AtomLiteをDownloadします。

・コンピュータにAtom LiteをUSBケーブルで接続し、Burnします。

・同じくWifi_Keyer(Server) For AtomLiteをDownloadし、もう一台のAtom LiteにBurnします。

・Burn後、USBケーブルで電源を取って動作させると、赤色にLEDが2回光ります(Wifi情報なしの状態)。

 

⑤Wifiプロファイル情報の読み込み

Wifiプロファイル情報は、TFカードリーダー経由でMicroSDカードから読み込みます。

テンプレートファイルは以下から取得できます(定義もファイルを参照ください)。

・wifi_client_profile.txt
・wifi_server_profile.txt
 
の各ファイルを自分の環境に合わせて編集し、MicroSDカードのroot直下に置いてください。
・TFカードリーダーにMicroSDカードを設定し、ファームウェアを読み込んだAtomLiteをTFカードリーダーにセット
 してから電源を入れると、読み込んだファームウェアに合わせたファイルのWifiプロファイル情報を読み込みます。
・読み込みが成功すると、LEDが青く二回光ります。
※おすすめのWifiプロファイル情報の設定は、上記テンプレートの3件目以降を削除し、
・1件目 自宅のWifi設定
・2件目 ダイレクト接続の設定
とすることです。1件目のSSID/PASSWORDを変更すれば、一般のご家庭のDHCP接続での自宅設定として使用できるかと思います。固定IPにしたいときは別のプロファイルをテンプレートにしてみてください。

 

Wifiプロファイルの設定を読み込み終わったら、AtomLiteを組み上がったWifi_Keyerにセットし、ATOMICプロトキット付属の

ねじで固定します(初回はちょっと固いです)。

 

⑥動作

・配線します。

・無線機側はストレートキーを接続する設定にします。

・Wifi_Keyer(サーバー)を起動し、指定したいWifiプロファイルの色を、AtomLiteの本体ボタンを使って選択します。

(選択できる時間は起動してから10秒間です)

・Wifi_Keyer(クライアント)を起動し、指定したいWifiプロファイルの色を、AtomLiteの本体ボタンを使って選択します。

(選択できる時間は起動してから10秒間です)

・クライアント側のLEDが緑色の早い点滅になったら交信可能です。

※遅延が大きい場合、クライアントの再起動(Resetボタン押下)により改善することがあります。

image

 

⑦その他

ソースコードをGitHubで公開しています。

改造や改善はご自由にどうぞ!!