OrangePi5をUbuntu+NoMachineで動かすようになり、さほど不自由は感じていないのですが、唯一の不満点は、
仮想HDMIを利用していること。
これは暫定措置のつもりでした。
やっぱり本体から飛び出してあまり格好の良いものではない!
というわけで対策をします。
こいつを参考に、ダミービデオドライバを導入します。
sudo apt-get install xserver-xorg-video-dummy
sudo nano /usr/share/X11/xorg.conf.d/20-dummy.conf
当ファイルに以下を記載します。
Section "Monitor"
Identifier "Monitor0"
HorizSync 5.0-200.0
VertRefresh 5.0-200.0
Modeline "1368x768_60.00" 85.25 1920 1600 1368 1440 1576 1784 768 771 781 798 -hsync +vsync
EndSection
Section "Device"
Identifier "Monitor0"
Driver "dummy"
EndSection
Section "Screen"
DefaultDepth 24
Identifier "Screen0"
Device "Card0"
Monitor "Monitor0"
SubSection "Display"
Depth 24
Modes "1368x768"
EndSubSection
EndSection
上記ファイル作成後に再起動。
これで無事に、仮想HDMIなしで、NoMachineがちゃんとした解像度で動くようになりました。
ただし、HDMI端子から直接ディスプレイに接続すると、CUI表示となります(使わないから良いけど)。
※残念ながら、このやり方だとOrangePiのサウンド系のサービス(pulseaudio)が死んで使い物になりませんでした。
下記のVNCを利用するやり方に挑戦です。
※オマケ1
VNCについても試してみました。
VNCを利用する手順は以下を参考にしました。
x11vncを使う方法の場合、ダミービデオドライバを入れるとうまく動きません。
この場合は仮想HDMIを使わない場合、1024*800の解像度になってしまいます。現在対策検討中 →別記事にしますがこっちもうまくいかず。結局仮想HDMIを使っています。
※オマケ2
Orange Pi5 のArmbianが新しくなったので、RTCがうまく読めるかを調査しました。まず、新しいArmbianのイメージだと、i2c5がうまく読めません。
この記事を参考に、
sudo curl https://raw.githubusercontent.com/orangepi-xunlong/linux-orangepi/orange-pi-5.10-rk3588/arch/arm64/boot/dts/rockchip/overlay/rk3588-i2c5-m3.dts -O rk3588-i2c5-m3.dts
sudo armbian-add-overlay rk3588-i2c5-m3.dts
sudo reboot
とすると、i2c5が動くようになりました。
この後
この記事を参考に、ds1307のustom overlaysを設定する手順をやれば良さそうに見えるのですが...
私の腕が悪いのか上手くいきませんでした。
Armbianに戻る計画はしばらく無理ですね...
おしまい。