Orange Pi5、これまではArmbianを愛用していたのですが、RCT導入に伴い、RTCを認識できない問題が発生してしまいました。

そこでこれまで塩漬けにしていたUbuntuのxfceが使えないかを再検討します。

 

※残念ながら、VNCを用いた場合、JTDXがうまく立ち上がりませんでした。

(恐らくVNC用に別ディスプレイが立ち上がっているため)

※今は結局マニュアル記載のnomachineというアプリを使っています。

 

私の利用シーンは、外出先でのJTDX利用が中心です。

外出先にOrangePi5に接続するディスプレイやキーボードを持っていくのは億劫ですので、8インチのタブレットPCに接続する方法を採用しています。

 

これまではxRDPを利用していたのですが、xRDPとRTCのどちらもうまくできる組み合わせが発見できなかったので、VNCの利用に切り替えます。

 

利用するOSはOrangepi5_1.1.4_ubuntu_jammy_desktop_xfce_linux5.10.110

ここからダウンロードできます。

 

このディストリビューションはVNCが既に入っているようで、OrangePiのマニュアルには、用意されたshellファイルを起動することにより使えるようにする方法が記載されていますが、VNC先からシャットダウンすると再起動が出来なくなるような事態に陥りましたので、別の方法で試します。

 

参考にした手順はこちら。

 
ほぼこの通り実施ですね。
まずはお決まりの、
sudo apt update
sudo apt upgrade
 
こちらの
 
続いてこちらを実施。
vncserver :1

 

これだけで動くは動くようです。

接続時のパスワードを指定し、リードオンリーユーザーは nで。

 

vncserver -kill :1

 

いったん停止します。

以下コマンドでいったんファイル作成。

touch /home/orangepi/.Xdefaults

touch /home/orangepi/.Xresources

 

ファイルを開き編集します。

vim /home/orangepi/.vnc/xstartup

 

内容は以下。

#!/bin/bash
unset SESSION_MANAGER
unset DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS
startxfce4 &

権限を追加

chmod +x .vnc/xstartup

 

以下ファイルを作成します。

sudo geany /etc/systemd/system/vncserver.service

 

内容は以下。

 

[Unit]
Description=TightVNC server
After=syslog.target network.target
[Service]
Type=forking
User=orangepi
PAMName=login
PIDFile=/root/.vnc/%H:1.pid
ExecStartPre=-/usr/bin/vncserver -kill :1 > /dev/null 2>&1
ExecStart=/usr/bin/vncserver
ExecStop=/usr/bin/vncserver -kill :1
[Install]
WantedBy=multi-user.target

上記をサービスとして起動するようにします。

sudo systemctl daemon-reload

sudo systemctl enable vncserver.service

 

このままですと、VNC起動時の画面解像度が低いので、設定ファイルを修正します。

sudo geany /usr/bin/vncserver

 

以下の通り修正します。

$geometry = "1440x900"

 

はい、無事にVNC接続できました。

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最初に書きましたが、この方法でVNC接続した先でJTDXを動かすと、以下のエラーが出て使えませんでした。

(wsjtxもエラーになります)

RaspiだとVNC接続で上手くいっている記事を見かけるので、何かしらのやり方の問題だとは思うのですがね...

解消に骨が折れそうなので、VNC接続は諦めた次第です。