巷で話題のトランシーバー・キット "QMX+" | いつか夜空で

いつか夜空で

チャットやメールで簡単に連絡をやり取りできる今、アマチュア無線に意味なんてあるの?
あるんです!
相手に届くか届かないか「不確実」。 だからこそ夢中になれるんです。

 

名古屋への出張から戻ってみると、どこからかお土産に風邪の菌を持ち帰ってしまったようです。

今週末の三連休は、怒涛の勢いでHF用アンテナまで上げるつもりで居たのですが、さすがに覚束ない足元では、タワーに登る気も起きません。

まぁ、待てば海路の日和もありましょう。

 

そもそも、アンテナを上げるには2日間の好天が必要で、初日に表面保護塗料を塗り、翌日まで乾かした後に組み立てと設置を行うのが標準的な工程です。

塗装も高所作業も強風は禁物ですから、そうなると週末の土日に、都合良く穏やかな天候が巡って来るチャンスは少ないとも言えますね。

 

と言うわけで。

空中線設備の話題の代わりに、最近の購入品のお話をひとつ。

雑誌"QEX Japan”の最新号にも製作記事が載っていますが、QRP Labs製SDRトランシーバー・キット"QMX+"を買ってしまいました。
届いて早々に開封してみると、表面実装部品は工場にてアッセンブル済みですが、トロイダルコアの部品点数が多く、それなりに作り応えがありそうです。

QMX+の主な仕様は、
・160mから6mバンドまでをフルカバレッジ
・使用可能な電波形式はCWとFSK Digital(SSBは将来ファームウェアのリリースにて対応可となるらしい)
・その他の特徴(VFO A/B/スプリット, RIT, メッセージと周波数のメモリー, ビーコン, キーヤー, etc)
・送信出力は3-5W(DC12V供給時)
・SWRブリッジを搭載
・ボタン電池で駆動するRTCを搭載
・テスト用信号発信器とテストツールを搭載
・6層基板が1枚ポッキリというシンプルな構成
・電源入力: 2.1mmDCジャック, オーディオとCATコントロール: USB-C, アンテナ接続: BNC, ヘッドフォン・マイク/電鍵・AUX・PTT: 3.5mmジャック

別売にはなりますが、穴あけ及び印刷済みのアルミ製専用ケースも同時に購入しました。
お値段は25ドルなので、適当なサイズの物を探して秋葉原をウロウロ歩き回るよりもお得ですね。
他には、アクティブアンテナ付きのGPSモジュールも注文。

先人達のレビューを読んでみると、スペース的に余裕のある設計である事から、既存機の"QMX(+が付かない方)"よりも、幾分か作り易いとのこと。
これから先、寒の底へ突入して行く季節なので、コタツで暖まりながら組み立てに挑戦してみたいと思います。