いつか夜空で

いつか夜空で

OFO's Weblog

 

つい先だって、車載のアマチュア無線機一式を取り外した事は既に書いた。

どうせ車に載せていたって「ハローCQCQ」と交信する訳ではなく、なんならスイッチすらオンにしないのだから、いっその事、自室に置いた方が活躍の場もあるのではないか?と考えたのが切っ掛けだ。

他にも、「終活」の意味合いもあった。 つまり、「自らのエンディングの為の身辺整理」ですね。

同様の考えに則って、趣味のひとつである「オートバイ」から、後付けした小物類を少し取り外した。 USB電源やスマホホルダーなんかである。

少しずつオリジナルの姿に戻し、いずれは手放そうと思う。

 

大体に於いて、趣味とする事柄が多過ぎるのだ。

ひとつの事に専念出来ず、あれもこれもに触手を伸ばす。

「広く浅く」と言えば聞こえは良いが、とどのつまりは「どれもこれも中途半端」であり「未完の野積み」である。

「旦那芸」を真似るほどの甲斐性がある訳じゃないんだから、身の周りを整理するには、かなり遅きに失した感すらあるなぁ。

 

オートバイに取り付けた電源の分岐回路だが。

いざ撤去しようと思ったら、コネクターの外し方がよく分からない。

こうしたプラスティックの嵌合品は、どこかに「ツメ」があって、それを押し込んだりしながら引き抜く構造の物が多いが、裏側を覗き込めない場所でもあり、はてどうしたものか…と困ってしまった。

そこで、上記の写真を撮ってGoogleで「外し方」と質問したところ、瞬く間に「このコネクターはスズキ製のオートバイに使われている物で、外し方は…」と即答してくれた。 

まったく"AI"は凄いなぁー! 全世界で同時にどれだけの数の質問が寄せられているのかは分からないが、私の些末な疑問なんて秒で解消である。

 

以前であれば、同じインターネットを使うにしても、まずはスズキのホームページを探し、その中から自分が所有する車種のメインテナンス情報を探し、更に目指すコネクターの外し方を探し出さなければならなかった訳だ。 それが今は「瞬殺」である!

 

今頃”Gemini”は、何百人何千人の子供達の夏休みの宿題を、肩代わりしてやっているのだろう?

 

8月22日の土曜日。

いつもの如く一路”筑波山”へとハンドルを切るが、行く手にそびえるその姿はスッポリと薄雲に包み込まれているもんだから、急遽心変わりして”宝篋山”へ向かった。

こんな時、”宝篋山”は臨機応変に対応してくれる実に有り難い存在となる。

 

唯一の難点と言えば、ちょっとばかり標高が低い事だろうか?

高さ461メートルは、単純に登って下りて来ては、少し物足りなさを感じる高度だ。

そこで今日は、西の外れの「小田城コース」でスタートし、途中の分岐を右へ曲がって「純平歩道」へ入り、山の反対側の東からのアプローチとなる「常願寺コース」へ出て頂上を目指した。

「純平歩道」は、丁度”宝篋山”の中腹辺りをトラバースするルートで、なによりも余り歩く人が居ないところが良い。

踏み跡が少ない分、シダに行く手を阻まれたり、枯葉が厚く積もって居たり、小さな蛇が目の前を横切って行ったりするが、マンネリ解消のルート・バリエーションを増やせるので便利と言える。 もちろん、蜘蛛の巣掃いの「篠竹の小枝」は必須となる。

 

ところが今日は、蜘蛛の巣なんかより「メマトイ」の猛攻に辟易した。

「真夏・低山・無風・湿度タップリ」と来れば、メマトイの天国となる。 登る人には地獄となる。

掃っても掃っても、顔の周りばかりでなく至る所に纏わり付いて来るので、仕舞には「イ~!」とヒステリーを起こしそうなくらいの猛攻を受けた。

「メマトイ」の質の悪い点は、虫除けスプレーが大して効かないところだろう。

強めのヤツを事前に振り掛けておいても、そんなもん物ともせずに纏わり付いて来る。

蚊取り線香もあまり効果が無いし、「オニヤンマ君」を付けていてもひるまない! 無敵なのである。

顔の周りに養蜂家のようなネットを巻いている人を見掛けた事もあるが、私には暑苦しくて我慢出来なかった。

 

やはり、夏は高山が良い。 低山は冬に限る。

 

8月15日の土曜日。 終戦の日。

今日は久しぶりに(でもないか?)、筑波山に登って来ました。

ルートはオーソドックスな、筑波山神社から「白雲橋コース」で女体山へ。 一旦鞍部である「御幸ヶ原」へ下り、再度岩場を登って男体山の山頂。 下りは「御幸ヶ原コース」で筑波山神社に戻る行程。

自宅の在る辺りはそうでもなかったのですが、筑波山は昨晩も結構な量の雨が降った様子で、山道の至る所で水が流れ出し、まるで「沢」か「水田」の様相を呈していました。

低山といえども侮れませんね。

 

さて、先だって。

富士山頂の休憩所で「とん汁が一杯1200円もして驚いた!」と書いたところですが。

ふと見ると、筑波山の上の休憩所では、茨城県民のソウルフード「けんちんそば」に1200円の値が付けられていました!

どうせスーパーで売ってるような袋に入った生麵を使ってるんだろうし(失敬!)、7~800円程度のものかと思っていたのですが… 唖然として呆然となりましたね。

 

どうやら、私の金銭感覚の方が狂っていた様です。

今の世の中、政情不安定だったり円安だったり異常気象だったりするので、この程度の売価になるのも致し方のない事なのでしょう。

むしろおかしいのは、千円くらいでいちいち驚く時代錯誤的な感覚と、一向に増えない私の収入の方だったのです。

 

そこで。

筑波山の山頂から遠く富士山の方角を眺めて(生憎の曇天で見えなかったけど)、とん汁のお値段にケチを付けた事を詫びました。 スマンスマン

標高877mで1200円なんだから、3776mの山頂では2400円くらいしても「御の字」だったのかも知れません。

 

「富士山」は、遠く海外の隅々にまでその名の轟いている日本一のお山ですから、「20万人前後」と累計される年間登山者数も、当然の数値と言えるでしょう。

しかも、一般に登山客を受け入れている期間が7月初旬から9月10日迄ですので、携わる様々な人々にとっても「短期決戦」となります。

「売れる時に売らなければ。 稼げる時に稼がなければ。」ってな感じでしょうか?

すべての物が有料で(まぁ、当たり前ですね)、そして更に「えぇ~!?」と言ったお値段。

もちろん、どこの山でも平地(街中)の数倍の値段で飲み物や食べ物などが売られているのは昔からの事ですが。 富士山が突出して感じるのは、外国人も含めた所謂「お客さん」が抜きん出て多いからに違いありますまい。

 

入山料:そもそも登るには、お一人様4000円掛かります。

 

トイレ:富士スバルライン五合目は100円。 六合目から本八合目辺り迄は200円。 それより登れば300円。 下山後、「トイレにどれ位お金を使ったろう?」と話している女性グループを見掛けた。

 

水(500ccペットボトル):富士スバルライン五合目は500円。 六合目から上は600円。 2L入りペットボトルを持参して登る剛の者もチラホラ。

 

ソフトクリーム:七合目で見たら1000円だった! カップヌードルは700円。

 

名物“とん汁”:山頂の休憩所で一杯1200円。

 

馬(馬に乗って移動):山頂まで行けずに途中で登山を断念する場合、自力で下山出来れば良いが、馬の背に負ぶって貰おうとしたら、六合目から五合目まで2万5千円。 七合目からだと、なんと5万円!

 

売っている方の金銭感覚も狂っているかも知れないが、その場に居続けると、こちらの金銭感覚もまた麻痺しそうですよ。

歩荷が背負子で運び上げた訳でもなく、キャタピラー車でドサッと輸送したんだから、なにもそこまで足元見なくても良いのでは…と感じたのは私だけでしょうか?

 

閑話休題

その代わり、良い事もあります。

お金の掛かる「お山」だけに、山道等の手入れのされ具合は日本一!

実に良く、しかも綺麗に整備が行き届いています。

3000mクラスの山ですが、誰でも比較的楽に登る事が出来るのはその為。 「登山」と言うより「アトラクション」と呼んだ方が的を射ている様な気がします。

 

「祝・年金受給年齢到達記念」の第2弾として、富士山に登って来ました。

第1弾は「筑波山系縦走」だったので、メインイベント登場!と言った感じです。

 

スケジュールは一泊二日。 ルートは、富士登山の中で最もポピュラーな「吉田ルート」。

大型台風が日本の近海を掠め通る中だったので、とにかく天候が気掛かりでしたが、ほぼ降られる事も無く、ご来光を見る事も出来ました。

 

夏の富士山は基本が山小屋泊なので、装備が少なくて助かります。

担ぐ荷物の中でも、食料が占める重量割合は多大な影響を及ぼすものですから、黙って座ればカレーライスが出て来る小屋は、ジジイの宿泊登山には必須要件ですね。

しかも、今回泊まった小屋は、コロナ禍以来コンパネ製のパーティションが立てられたので、ちょっとプアーなカプセルホテル(おいおい、どんだけプアーなんだ?)と言った感じでした。

但し、相変わらず他人の鼾や寝言やゴソゴソと動き回る音で、1時間に1回程度は目が覚めてしまいましたが…

 

肝心の登山ですが。

1日目は、五合目から八合目までの登りのみでしたので、筑波山薬王院コースの半分程度しか疲労せず。

侮り切った2日目は、残り頂上までの二合分の登りと下りは一気通貫なので、筑波山御幸ヶ原コースを2往復した程に疲れました。

六合目辺りまで下りて来た頃にはポツポツと雨が降り始め、五合目のスタート地点に戻る頃には本降りの状態。

金曜日とあって、山頂を目指し出発する人でごった返していましたが、出だし早々のカッパ姿は、なんともお気の毒に感じました。

 

帰り道。

中央高速上から遠望する富士山は、広い裾野のみが見え、そこから上は山頂まで真っ白く雲に包まれていましたので、まさに修験道の山の姿でした。

 

「秋月電子通商」は、秋葉原に数多在る電子部品屋の中でも、来客数でトップクラスといっても異論はあるまい。
ご年配の方々には、むしろ「信越電機商会」と言った方が通りが良いか?
品揃えに偏りはあるが、在庫されてさえいれば、他店をブッチ切る安価で手に入れる事が出来る。 但し、「偏りはある」と前置きしたとおり、大きな電圧に対応した部品や昔懐かしい型番のパーツを期待してはいけない店でもある。

かく言う私も、ネット通販での買い物で利用するばかりでなく、秋葉原へ足を運べば、例えお目当ての品が無くともルーティーンとして立ち寄る。
過去、部品に限らず、マルチメーター(テスター)の様な測定器類も幾つか購入した事があるなぁ〜と思う。

秋月電子通商の魅力のひとつに、電子キットの豊富さがあった。
ラジオやら時計やら電源関係やら、手頃な値段で様々なオリジナルの組み立てキットが売られていた点が良かったのだ。 この好ポイントが、過去形になってしまったのは実に悲しい。
先日、秋葉原へ行って立ち寄った際には、キットが並べられた棚はかなりスカスカの状況であった。 もう、以前の半数にも満たない程に数を減らしてしまったのではあるまいか?

キットの魅力は、なんと言っても「手軽さ」であろう。 はんだごて等の工具があれば、後はケースを別途購入するくらいで何某かを作り上げる事が出来る。
現代のような、電子パーツの小売りが縮小してしまった時代にあっては、必要な構成部品が一式で揃った「キット」は、尚の事存在価値が上がっているのじゃあるまいか?
事と次第によっては、ひとつひとつ個別で部品を買い集めるよりも、安上りになる場合さえあるかも知れない。

先だっては、残り少ない棚のキットの中から「FMステレオトランスミッター」を購入した。
因みに、作り上げても使用する目的はない。 ほぼ衝動買いだ。
ケース無しで1000円ポッキリ! 悪くない価格設定だと感じ入った。

 

8月最初の土曜日。

毎度変わり映えはしないが「宝篋山」に登った。

但し、そのままでは面白くない。 ちょっとだけ捻ってやろうと考えたので、おそらくこの山の中で最も登山者の少ない「新寺コース」で登る事にした。

 

スタート時刻は、いつもどおりに「夜明けと共に」だったので、登山口の手前で篠竹の細枝を一本拾い手に持つ。

「歩く人が少ない」プラス「朝一の時間帯」イコール、間違いなく「蜘蛛の巣の洗礼を受ける」からだ。

先端の葉を少し残すのは私流で、こうした方が「目纏い(顔に纏わり付いて来る小さな羽虫)」を掃うのに有効だからである。

 

案の定、山道に立ち入って早々、ボサボサに草木が茂るその道には、朝露に濡れた蜘蛛の巣が待ち構え、目元口元には、「好機到来」とばかりに沸き立つ羽虫が襲来した。

それを、右手に持った篠竹の小枝を顔の前で右へ左へと振りながら、「祓い賜え清め賜え」と唱えつつ登る。

 

途中。

小さな蛇が、「大変大変!」といった様相で目の前の道を横切って行った。

「なにも、そんなに慌てなくても…」と思うが、朝の静寂の中を私がドカドカと登って来たもんだから、慌てたのに違いない。

 

今日の山歩きが今までと異なるのは、Amazonで高評価の「首に掛けるファン」を実戦投入した事に依る。

なにせ真夏の低山は、早朝に登っても高い温度と湿度に辟易するので、物は試しでポチッたのだった。

して、結果は如何に?

 

結論から言っちゃうと、「無いよりマシ程度」だろうか?

風量は、弱・中・強の3段階切り替えだが、「強」の一択あるのみで、他は使い物にならない。

首元にささやかな風が当たるが、とてもじゃないが「涼しい」とは表現出来ない。

レビューの中には、「買って良かった! もう手放せない!!」みたいに褒めちぎってる人が居たが、どんな神経をしてるんだろうか?

 

唯一良かったのは。

ファンに、虫除けの為に持ち歩いている「ハッカ油」を垂らしたところ、目纏いの数が激減した事。

吹き付ける風もスッと爽やかな香りになり、気分も上々であった。

 

多分、次回の山歩きにも持参すると思う。

 

先日、車から取り外したモービル用無線機の”FT-8900”をシャック内で使用する為、電源ケーブルの片端に「アンダーソンコネクター」を付けました。
我がシャックでは、予てより同コネクターを電源接続方式のスタンダードとしているので、これにて”FT-8900”も固定局用無線機の仲間入りを果たす事になります。

アンダーソンコネクターとは、”Anderson Power Products社”が開発した直流専用のモジュラーパワーコネクターの規格で、特に大きな電流の接続に適していると言われ、赤と黒の組み合わせで、プラスとマイナスの極性を誤接続出来ない設計になっています 。
コネクターの形状に「オス/メス」の相違はなく、同一形状のハウジング同士を嵌合させて使用するのが特徴です。
40A容量の安定化電源からの出力を分ける際、購入した市販の分配器をアンダーソンコネクター仕様の物にしたので、それ以来の私的な統一規格なわけですが、従来使用して来た「陸式ターミナルに丸端子」と比べると、時代の進んだ事を感じます。

”FT-8900”のアンテナ端子にVUHF用のログペリを繋ぎ、メインスイッチをオンにすると、車両同士でラグチューする声が聞こえて来ました。
430MHz帯のバンド内をグルッとスキャンした印象では、車載時を遥かに超える入感局数があり、無線設備に占める空中線の重要さが良く分かります。

そうそう、話は変わりますが。
アマチュア無線の世界で頻繁に使われる「ラグチュー」とは、英語の”chew the rag(おしゃべりする・世間話をする・だべる)”という言い回しが語源と言われています。
“Chew”はチューンガムの「チュー」で良いのですが、”the”に続けて巻き舌の「R」で始まる単語となるので、日本人には難しい発音です。
「ラグチュー」に変化したのも頷けますね。

 

自家用車に載せていたアマチュア無線のモービル機を、アンテナ諸共取り外しました。
理由は、単純且つそのまんまの「あっても使わないから」です。

搭載していたのは、今や生産終了品となっている八重洲無線製の「FT-8900」。
よくある144/430MHzのVUHF帯に加え、29/50MHzにも出られる欲張り設計の無線機です。 「これなら、Esシーズンにもガンガン行けるぞ〜」というのが購入時の動機でした。
でも、実際にはほとんど使用しないんですよね。

理由1:そもそもあまり車に乗らない!(じゃ、何でトランシーバー取り付けたんでしょうか?)
理由2:ローカルラグチューをする相手が居ない!
理由3:そもそも50MHz帯のFMに出ている局が居ない!
理由4:更に29MHzだって、FMで出ている局なんて居ない!
我ながらアホですねぇ〜

ですので。 車内に於いて只々埃を被り陽に焼かれるばかりの存在で過ごす事「ン年間」。
終活の意味も込めて、撤去してシャックに移動させました。
家の中に置いた方が、まだ使うチャンスがあるかも知れませんね。(シランケド)

なによりも無線機を取り外す事による利点は、一番には「長いアンテナが無くなること」でしょう。
1m有余のホイップアンテナをルーフレール上に設置していたので、今までは高さ制限のある様な場所や屋外駐車場の精算機のキャノピーなどに、ガシガシ当てていました。
今後は、一々取り外す手間も無くなるのかと思うと、ちょっとばかり身が軽くなる様です。

 

小話として。

電源ケーブルをゴソッと取外した際、ACC(アクセサリー端子)から取っていた信号線を適当に撤去したら、ETCの車載器まで一緒に動かなくなってしまいました。

数年前の事とは言え、老人は自分でどの様に結線したのかも忘れちゃうんですね。

あらためて配線を追いかけ、ケーブルを繋ぎ直してETCは再稼働しました。 メデタシメデタシ。

 

7月25日(土)の筑波山行は、「薬王院コース」を登った。 歩幅を乱し、歩く者を嘲笑うかの如き階段が続くコースだ。

いつもながら夜明けと共に登り始めたが、夏のムッチリとした暑さと湿度で顎が出た。

 

薬王院コースを登る場合、いつも途中に位置するお寺の「椎尾山薬王院」には往路復路共に立ち寄り手を合わせる。

取り分け信仰心が強い方でもないが、足でも滑らせて転倒しない事を祈り、無事に降りて来られた事に感謝する。 言ってみれば、ルーティーンのひとつ。

昨日降りて来たのは8時半頃だったろうか、毎度の習慣で本堂に向かい手を合わせ、山門を出た。

その山門を出た所で、呼び止められた。 振り返ると、呼び止めたのはお寺の僧侶であった。

曰く、「前より参拝は9時~16時に限らせて頂いている。」との事。

なるほど、入口にはカラーコーンが立てられ、時間帯の書かれた紙が貼られている。 特に気に留めず、うっかり見過ごしていた。

「いつも山登りの途中に立ち寄り、拝ませて貰っている。 今日もまた然り。」と説明すると、なんとも申し訳なさそうな顔で、「マナーの良くない人が居り、昨晩も夜中の2時頃から敷地内に入られて…」との事。 それで入場制限をしているらしい。

 

子供の頃からお寺や神社と言うのは、京都や奈良みたいな有名観光地は別として、立ち入るのに制限を受けるイメージが無かった。

とは言え、そこに僧侶や神主が住まわれているのであれば、やはり深夜にドカドカ入って来られたら迷惑だわなぁ。

「夜中の2時頃から敷地内に入られて…」とは、「登山者ではなく肝試しなんじゃないの? 学校も夏休みになってる事だし。」とも考えたが、ヘッドライトを付けてナイトハイクを楽しむ山登り客も居るので、なんとも言えない。

 

なにはともあれ、私が登山の開始時刻を変える事は無いだろうから、このコースに於ける小さな習慣は、今後無くなってしまう訳だ。

少し寂しいが、他人様に迷惑を掛けるのは不本意。 次回からは、ちょっとだけルートを変えようと思った。