茨城県に高山は無い。
北部の福島県に接する辺りに幾ばくかの山群は在るが、その中の「八溝山」とて1000m程度。 日本百名山に選ばれた「筑波山」に至っては、877mしかない
それもまぁ、広大な関東平野の北の一角を形成するエリアだから、仕方のない事だと思う。
その代わり、山々の南端にあたる「つくば市」以北には、里山はふんだんに在る。
里山は人々の生活に密着してきた山だから、登ってもまた独特の面白味があり、日本アルプスなどとはまったく違った視点で興味が尽きないのだ。
1月25日
筑波山の東側に連なる「権現山・閑居山エリア」を歩いた。
そこもまた、雑誌や登山ガイドには載らない「無名の山」だと思う。
・里山の魅力 その1:自宅から近い
移動時間が然程掛からないので、思い立ったら直ぐに行ける。
当然、宿泊も不要で交通機関の予約も要らないから、その日の天気と体調次第でどうとでも融通が利く。
なんなら、その日の午後にはまた別のスケジュールが組める程にお手軽だ!
・里山の魅力 その2:とにかく週末と言えども空いている(筑波山を除く)
茨城県南部を訪れる登山客は、「筑波山」に一極集中している。
そのお蔭で、筑波山以外の里山はガラガラに空いて居り、休日の行程であってもストレスが無い!
反面、ルートや足場の不明瞭な箇所も多くなる傾向なので、低山と言えども地図&コンパス、またはアプリの準備は欠かせない。
・里山の魅力 その3:地元に根付いた信仰や歴史が窺える
里山を歩いていて私が一番に興味を引かれるのは、祠や石仏、碑の類だ。
地域の生活に様々係わって来た「里山」だからこその、そうした存在を目にすると、表に刻まれた文字などを読まずには居られない。
どの様な神が祀られて居たり、記念する物事が起こったのだろうか?と。
権現山・閑居山を往復する3時間程度のルートも、低山の持つ魅力に溢れていた。
山中の山城跡にて背負った荷物を降ろし、いつもの如くインスタントコーヒーを飲みながら、「はて、この石碑は何を記念しているのであろうか?」と昭和初期の頃に思いを馳せた。
昭和4年11月15日に、この場所に於いて陸軍特別大演習があり、昭和天皇が御統監(政治や軍事の全体をまとめて統轄・監督すること)されたそうな。









