皆様、こんにちは。

COH社労士事務所 人事労務LABOの代表 石黒です。

 

先日、開業までのあれこれPART1

アップさせていただいたところ、

数名の方からコメントや感想をいただきました。

お忙しいなかご覧いただきまして、

本当にありがとうございます。

 

前回はキャリア前半の

コンサルティング営業として採用に関わってきた

経緯を書かせていただきましたが、

 

今回は後半部分として、

企業の人事担当者として長年勤務した中での、

社会保険労務士との出会いや、

社労士事務所で採用支援をやりたい!

と思った経緯を書いてみたいと思います。

 

いつもながら気分転換にでも、

宜しければご覧いただければ嬉しいです。

 

 

 

人事部への人事異動

 

20代前半はコンサルティング営業として、

外部業者という位置づけから、

医療機関、介護施設、企業などの

人材採用のサポートをしてきたのですが、

ここで転機が訪れます。

 

社会人9年目を迎えた時、

関東営業部の営業課長を務めていた所、

役員より業務中に呼び出され、

 

「人事部を創設することになったので、来月からよろしく」

 

と人事異動の話を受けました。

(当時のベンチャーあるあるですが、あまり詳しい説明なし・・)

 

当時、勤務先企業では、

経営企画室が長らく人事を兼ねていたのですが、

創立13年目にして事業拡大にむけた組織変更をおこなうため、いよいよ人事部が創設されることになりました。

 

立ち上げ時の人事メンバーは、

完全に未経験の私がリーダー

前組織の経営企画室に所属していた後輩、

そして営業・人事の兼任で更にもう一名未経験の後輩の「2.5名体制」でのスタートになりました。

 

 

社会保険労務士との出会い

 

業務は人事労務3割、採用が7割といったところで、

事業拡大にむけてとにかく「人」が必要という感じでしたが、

 

社員が80名程度でそれなりの労務もありました。

そして、ここで人生における大きな出会いが訪れます。

 

それは今でこそ私の職業となっている、

「社会保険労務士」との出会いです。

 

給与計算・社会保険などの手続き関係は、

某社労士法人様へ外注していたため、

そこで初めて顧問社労士とのやり取りが始まります。

 

未経験の私ですので、当然何もわからない中、

後輩に教えてもらいつつ、

その顧問社労士の先生ともやりとりしながら、

入社・退社時の手続きや給与計算の一連の流れを

少しずつ把握していきました。

 

ちなみにその時は「社会保険労務士って誰?」、

「弁護士的なもの?」、

「何とか士って、どう接すれば良いの?」

など本当に付き合い方がわかりませんでした。

 

余談ですが、その時の自己体験もありまして、

あまり社労士事務所っぽくしたくないと言う思いがあり、

弊所は事務所名にアルファベットを使ったり、

自作の弊所ホームページもイラストをふんだんに使い、

若い方にも親近感を持っていただければと言う思いで、

作成しております。

そのような点を感じていただければ嬉しいです。

 

しかしまさかこの10年後には、

社労士として自分が独立開業しているとは

当時はまったく予想もしていませんでした・・。

 

 

経験者の急な退職でピンチに

 

そのような中、唯一の人事業務の経験者だった後輩が、

一身上の都合で退職をすることになりました。

 

確か当時はまだ私が人事になって、

一年未満の時だったかと思いますので、

まだまだ実務の細かい点などは

経験者の後輩に聞いていました。

 

そして残念ながら予定どおりに退職したのですが、

ここで困ったのが実質的に私の一名体制になったことです。

 

もう一名配属された後輩は、

まだ営業との兼任状態だったので、

ピンポイントでのヘルプ業務であったため、

事実上、しばらくの間は、

一人で何とかしないといけない状態になりました。

 

ここで本当に助かったのが、顧問社労士の存在です。

労務はまだあまり知識がない状況でしたので、

ほぼ毎日、電話やメールでやりとりをしながら、

入社・退社に必要な書類や情報をかき集めたり、

 

社員からの問い合わせに対応し、

給与計算前のタイムカードの補正や情報整理なども

何とか乗り切ったと言う感じでした。

 

現在、弊所の関与先に

人事一名体制の企業様がありますが、

その当時のことを思い出し、

なるべく忙しい時期にはお声がけなどを

忘れないように心がけています。

 

 

採用の相談先が無いことに気づく

 

さて、労務は何とか顧問社労士のご助力もあり、

乗り切っていた私でしたが、もう一つ問題がありました。

それは社員採用」です。

 

コンサルティング営業で

クライアントの採用に関わっていたものの、

実際に人事に配属されると、

そこには「全く別物の採用」が待っていました。

 

人材会社とのやり取りはさすがに、

自分が当事者として対応していましたので、

問題なく対応できたのですが、

 

採用の実務は当然、

人材会社を経由しての中途採用だけでなく、

大卒・短大卒・高卒の新卒採用

そして求人広告を用いた中途採用

スカウトメール等を用いたダイレクトリクルーティングなど、

様々な手法を合わせて進めていきます。

 

それらの実務経験がなかった私は、当初ものすごく苦労しました。

何が大変かと言うと、「情報が上手く得られない」のです。

 

例えば確かに広告代理店を使えば、

求人広告の情報そのものは収集できるのですが、

そもそも自分が今からやろうとしている採用は、

求人広告でするのが正しい募集方法なのか、

その相談をする「採用の総合相談窓口」のような所が

驚くほどに無かったのです。

 

そのため調べることにも時間を要してしまい、

労務も忙しくやりながらと、

当時はとても非効率業務になっていました。

 

あの時、本当に必要な時に、

必要な情報が得られたならば、

たとえ人事1人体制だったとしても、

もっと効率的、かつ効果的な対応ができたようにも思います。

 

また、更には一名体制でしたので、

ちょっとこの部分だけ

アウトソーシングしたいと言うものもあり、

 

採用コンサルティングや

採用代行(RPO)をしている会社にも

声をかけて数社にお話を聞いたのですが、

 

ちょっとしたアウトソーシングだけでは採算が合わないのか、

色々とパッケージっぽい感じのものを提案され、

届いた見積書は・・・

 

「50万円!?」、「80万円!?」

 

予想できたものの、

役員からの決裁はおりませんでした・・。

 

その後、自分なりに知識をつけたり、

人脈をつくるべく、

採用関連の書籍を購入したり、

勉強会やイベントに業務終了後に参加したり、

色々な業者さんからお話も積極的に聞くなどして、

採用経験を積むに連れて、

自力で何とか解決できるようになっていき、

 

最終的には当該企業での人事経験では、

6年間で20〜30代 約300名の正社員採用をすることができました。

 

でも、この当時ずっと思っていたのです。

 

「おそらく自分と同じように人事1名体制や未経験者ばかりの会社って、

みんな困っているんだろうな・・・」

 

これが現在、弊所がおこなっている採用支援サービスの起源です。

 

採用関連に多くのコストを

投じることができるような

資金に恵まれた企業は前述のような、

採用コンサルティングなどを

存分に使って頂ければ良いとして、

 

零細企業をはじめとした中小企業や、

個人事業の飲食店や小売店など、

採用支援サービスを使いたくても、

資金的に難しいような事業者様など、

 

これらの方々でもご利用がしやすいような、

採用支援があれば良いなと思ったのです。

 

その後、今回は省略しますが色々なご縁があり、

社会保険労務士として開業を2022年にしたのですが、

 

前述の経験から、

労務相談やお手続きの代行などで日々やり取りをする中で、

採用に関するご相談対応も一緒におこなう形にし、

人事労務と採用を社労士事務所が一気通貫で対応できたならば、

中小企業や個人事業主に喜ばれるのではないかと考えて、

 

開業するにあたり、

この思いや自分の得意分野を

サービスに並べたいという思いもあり、

弊所のサービスラインナップに、

社労士事務所としては珍しい、

採用支援サービスを取り入れました。

 

 

 

弊所の採用支援サービスのコンセプト

 

 

小規模の事業者様にもご利用いただける

 

必要最小限で安価な採用支援サービス

 


こちらが現在の弊所の採用支援サービスのコンセプトです。

上記を実現するために、考慮した点は以下の2つです。

 

    

採用相談メインとして、

必要かつ有益な情報を届けることで、

採用業務の質と効率を高めていただく

 

    

採用業務のアウトシーシングは、

オプションとして、

必要なものをトッピング形式で

 

アウトソーシングについては、

弊所が有料職業紹介事業を有しておりませんので、

直接、求職者様へアプローチするようなサービスは行っておりません。

(ご要望に応じて、提携している採用代行サービスをご紹介しています)

 

 

 

このような形で日々、皆様の採用活動の支援をさせていただいております。

 

 ・採用活動はやっているけど、外注は高くて利用できない

 ・人事1名体制のフォロー体制を敷きたい

 ・採用経験者が社内におらず、なかなか上手くいかない

 

このようなお悩みがありましたら、

外部から支援をさせていただきますので、

ぜひお気軽にお声がけいただければ幸いです。

 

今日は割愛しますが、

社労士として人事労務と採用をワンストップでおこなう点については、

様々なメリットがあるものと考えています。

それはまた別の機会にブログで書かせていただこうと思います。

 

 

最後に

 

今回は思い入れが強い回ということもあり、

だいぶ長くなってしまい恐縮です。。

 

今後、こちらのブログでは、

引き続きご利用事例であったり、

実際のサポート内容などもご紹介してまいります。

 

長い文章を最後までご覧いただき、ありがとうございます。

今後とも宜しくお願い致します!