イタリアンやお料理に欠かせないバジル。
JHSの会員さんはご自分でバジルペーストを作られる方も多いです。
今日はバジルのご紹介です。
バジル(スイートバジル)
分類 シソ科 性一年草
英名 Sweet basil
和名 メボウキ
学名 Ocimum basilicum cv.
属名 Ocimum ギリシア語のOkimonn(唇の形)から由来 香りを楽しむに由来する
種小名 basilicum basilikonは王者にふさわしいもの basil「王の」「首長の」意味
原産地 熱帯アジア 熱帯地域(インドでは多年草になる)
気候型 熱帯気候型
エピソード
ホーリーバジルはインドのヒンズー教徒の神に捧げる聖なる植物として大切に栽培され、これを育て祭るものは罪が軽減し天国の道が開かれると考えられていました。
バジルは意志を持った植物として尊重されているため裁判所で先生するときに用いられていました。
イタリアではバジルは愛のハーブとされその香りが恋人の愛を自分に向けさせると信じ、バジルの一枝を差出し相手が受け取ると愛を承諾し、永久に愛するようになると信じられていました。
恋人に会いに行く時髪飾りにバジルの一枝を刺していくという言い伝えがあります。
またフランスやイギリスでは空気を清め病気や虫よけとしてバジルの鉢が窓辺に置かれたりしています。
アレキサンダー大王がインドから中東に陸路でもたらし、16世紀ヨーロッパに伝わりました。
日本には江戸時代、中国から薬用として渡来し、この種子に水を浸すとゼリー状になり、それで目を洗浄したことから和名を「目ぼうき」と称されるようになったといわれています。
利用法
利用部位 地上部
味と香り クローブに似た香りとスパイシーなピリリとした風味
料理 イタリア料理には不可欠で、トマト用のスパイス、ピザソースなどトマトを使った基本香味材料として伝統的に使われています。
バジルはトマトの風味に良く合うのでトマトを使った煮込み料理やグラタン、トマトソースなどに使われ、生の葉をトマトサラダに利用します。バジルペーストやビネガー、オイルに漬け様々な料理に利用出来ます。
健康と美容
成分はカロテン、ビタミンC、サポニン、タンニン、バジルカンファーなどが含まれており、精油成分は主としてエストラゴールその他オイゲノール、リナロール、シネオール、チモールなどが含まれています。
消化器系の機能を高め、穏やかな鎮静作用があり神経性の頭痛、片頭痛、不安症、リュウマチ痛、咳、口内炎の症状を和らげます。気分がすぐれないときハーブティーにして飲むと元気が出て、明るい気分にしてくれます。殺菌作用があるので、葉を揉んで貼り炎症虫さされに使います。
その他
コンパニオンプランツとして害虫を抑制する効果があります。
注意
妊娠中の多量の服用は要注意
ハーブインストラクター講座 STEP1 60種のハーブ補遺1より引用
バジルは愛のハーブといわれていたんですね。
食卓にバジルが出たら、それは家族への愛のメッセージかもしれないですね♪
なんだか温かな気持ちになりますね。