ベルガモットは柑橘類だけではないんです。
こんな鮮やかな花を咲かせるシソ科の植物ベルガモット。
今日はこちらをご紹介します。
ベルガモット
分類 シソ科 多年草
英名 Bergamot
和名 タイマツバナ
学名 Monarda didyma
属名 Monarda スペインの医師で植物学者N・モナルデルの名前
種小名 didyma 双生の 2個連合した
原産地 北米東部
原産地 大陸東岸気候型
エピソード
北アメリカの先住民・オスウィゴ族はベルガモットの葉を健康茶として飲んでいました。
1773年12月イギリス議会はアメリカの植民者に紅茶の輸入税をかけようとし、この税に抗議してボストン港に停泊していた紅茶運搬船に満載されていた茶箱を海中に投げ捨てた「ボストン茶会事件」が起きました。
オンテリオ湖近くのオスウィゴ地域に住む人々はその事件のあと野生のベルガモットでオスウィゴティーを作り飲んだことからオスウィゴ茶とも呼ばれています。
19世紀になるとイギリスでもベルガモット・ティーが飲まれるようになりました。
ミツバチがこの花の蜜を好むことからビーバーム(Bee Balm)とも呼ばれます。
利用法
利用部位 地上部
味と香り 葉の香りがベルガモットオレンジによく似ている
料 理 若葉を刻んで肉料理のソースなどに香味料として使います。
花はサラダに、葉はアールグレーティーの香りに似ているので乾燥させ紅茶に混ぜて香りを楽しみます。
健康と美容
精油成分のチモール化合物、テルピネオール、ネロール、その他タンニン酸などの成分が含まれています。ハーブティーは整胃、鼓腸作用があり、月経痛、吐き気rなどの軽減に用いられます。
ベルガモットを上記吸入すると気管支カタル、咽頭炎の痛みが改善されます。
クラフト
ドライフラワー、ポプリに使います。
その他
ベルガモットの名前は香りが柑橘類のベルガモットの香りに似ていることから付けられましたが、精油のベルガモットとは異なります。
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