胃下垂(?)による胃もたれ(機能性胃腸症-?)と整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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胃下垂(?)による胃もたれ(機能性胃腸症-?)と整体治療

胃腸の内臓整体と自律神経失調治療で改善した症例の解説です。
患者Yさん=39才-男性-会社員の症例

 

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①    Yさんの病歴・・・
Yさんは、20代の頃から胃もたれで悩んでいたそうです。市販の胃薬はもちろん、消化器内科の処方する胃薬や漢方薬あるいは鍼灸治療や整体などを試されていましたが、効果は無かったそうです。食後すぐに臍より下の下腹部が膨れるので「胃下垂ではないか」とも感じているそうです(☚この件についての精査はしていないそうです)。Yさんは他にも色々な愁訴があり、それらの治療を希望されていましたが、一番つらくて治してほしいのは胃もたれと胃下垂(?)だそうです。

 



②    Yさんの診察
・胃もたれの部位はみぞおちから臍にかけてで、チクチクと痛くなることもあるそうです。
・排便は毎日あり、硬めの便が出るそうです。ただ1日に5~6回はトイレに行き、少量ずつしか出ないそうです。
・食欲は普通くらいだそうです。
・下血の経験は無く、眼瞼結膜はピンク色でした。
・腹部聴診上、グル音はやや弱めでしたが血管雑音はありませんでした。
・腹部触診上、臍の左右の縦のライン上に緊張と圧痛があり、それは左右の恥骨結節~浅鼠径部輪付近にまで続いていました。また、左右の腸骨筋の停止部にも著明な緊張と圧痛がありました。さらに心窩部にも緊張と圧痛がありました。腫瘤感・抵抗感はありませんでした。
・問診上、やや不眠症気味で熟睡感が無く、昼間の仕事中に睡魔が出てだるくなるそうです。夢はあまり見ないそうです。また手足の末端の冷え性があるそうです。さらに頭痛や肩こり、背中のこりなどもあり、アレルギー性鼻炎による鼻水と鼻づまりがひどいそうです。
・頻尿気味で、特にコーヒーを飲むと1時間に5~6回はトイレに行くそうです。ただ、それ程大量には出ないそうです。
・排尿痛や遷延性または苒延性排尿は無いそうです。
・気管は正中にあり甲状腺の肥大や萎縮はありませんでした。脈は80回/1分でした。Yさんは「自分は低血圧で、自宅で測ると上が85mmHgで下が60mmHgくらいです」と仰っていました。ただ、脈診所見では100mmHg前後ある感触だったので、改めて確認すると「病院での検査では(上が)100mmHgくらいです」と仰っていました。
・全身の色々な部位に湿疹ができていて、それが非常に痒いそうです。

 



③    治療目標と整体治療
   ⑴    胃や腸の平滑筋の疲労を回復させる
   ⑵    自律神経を調整する

・胃と腸の平滑筋テクニック
・迷走神経および交感神経幹解放テクニック
・頭蓋仙骨療法





④    経過と結果・・・
・2診治療まで変化はありませんでした。しかし3診目来院時に「かゆみが軽くなってきている感じがします」と仰っていました。


・4診目来院時、「食後に臍より上の方が膨らむようになってきました」と仰っていました。


・5診目来院時、「胃もたれ感が大分いい状態です。食後もみぞおちの辺が膨れています」と仰っていました。


・7診目来院時、「胃もたれや胃下垂感は全くなくなりました」と仰っていましたので、一応の治療終了としました。

 



⑤     今回の症例の概説、、、
・今回のYさんの愁訴はたくさんありました。一例をあげる頭痛、肩こり、背中のこり、湿疹、鼻水・鼻づまり、冷え症、頻尿、不眠症、頻便…などです。これら複数の愁訴の原因として各臓器に何らかの個別の障害があるのでしょうが、逆に全部一くくりにまとめてしまって、いわゆる不定愁訴として診ていくこともできます。

 

・後者の考えに基づくと、自律神経失調や心身症、あるいはヒステリーや心気症・身体表現性障害的な診察と治療が必要かもしれません。ただその様な場合、心理療法的な過程を患者さんとの間で成立させることは意外に難しく、仮に実行したとてもその治療期間はかなり長くなり、実際には治療効果も不完全でうやむやの内に治療関係が消失するケースが少なくありません。それでは元も子もなくなります。ですからこの様なケースでは、心理系の介入も含めた長期間の治療を選択するのか、あるいは複数の愁訴の中から優先順位をつけて、それらについて個別に治療を行い短期集中で終わらせるか、そのどちらを選択するかが治療に先立つ悩みの種になります。
 

・今回のYさんの場合、妻帯者の会社員でかつ当院への来院時間も片道1,5時間ほど必要な遠方の方だったので、心理も含む長期通院は極めて難しいのでは、と思われました。ですからその治療計画の中で、Yさんの気になる愁訴を選択的に各個撃破のつもりで整体治療する方に舵を切りました。
 

・例えば消化器的愁訴で言えば、頻便などの大腸過敏症的な愁訴についてはほぼ触れず(☚心理療法的な介入が必要のため)、胃もたれと胃下垂(?)にターゲットを絞って治療計画を立てたわけです。運よく、比較的早期に両愁訴とも緩解したので、当初の治療方針で概ね良かったのでは、と思います。
 

 

 

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上記解説文で不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
それではお大事にしてください。

 

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