自分の宗教を愛しなさい | カトリックの神秘

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(「マリー・ラテイストの作品」より)

 

 

(第5巻「宗教全般、特にキリスト教について」第3章)

 

 

またある日のこと、私は救い主イエスの声を聴きました

 

「わたしは沈黙を破り、声を上げ、わたしの口から出る真理のことばをすべての人に聞かせましょう」

 

と、イエスは言われました

 

「地上の民よ、集まって、あなたの神である主の仰せに耳を傾けなさい

君主よ、王よ、臣下たちよ、傍に来て、あなたの神である主の仰せを聴きなさい

大いなる者も小さき者も、富む者も貧しい者も、学のある者も無知なる者も、傍に来て、あなたの神である主の仰せを聴きなさい

わたしは3つの位格のうちの1つであり、これらの3つの位格のそれぞれが神です

そしてこの3つの位格は1つの神となります

わたしは人となり、肉体と魂を持ち、そこに神格を結合させました

この結合によって、神と人間がいっしょになったのです

わたしの中には神性と人間性という2つの性質があります

しかし人となった神の子という人格はただ1つです

それはわたしが人間となって人間の犯した罪を神に償うために必要なものだったのです

神はこの償いを、わたしがカルワリオの丘で神に捧げたわたしのいのちの犠牲の中に見出されました

わたしは死んで3日目に神性の力によってよみがえり、よみがえった後に天に昇りました

そしてわたしは今も祭壇の最も聖なる秘跡(ご聖体)を通して、目に見えない形で地上に居ます

その中で、わたしはわたしの身体、わたしの血、わたしの魂、わたしの神性と共に真に存在しているのです

罪なく身籠った聖なる処女マリアはわたしの母です

マリアは聖霊の働きによって、その貞淑な胎内にわたしを宿したのです

マリアは男を知りません

わたしを身籠る前も、身籠っている時も、わたしを産んだ後も、常に処女を保ちました

あなたたちは皆死にます

そしてこの世が終わる時、あなたたちは再びよみがえるのです

あなたたちは死んだ後、自分の人生について裁きを受けます

もしあなたが善良で正しく神聖なものであるなら、あなたは天国の幸福を受けるでしょう

しかし、もしあなたが不正で不義であるなら、永遠の火に焼かれることになるのです

天国は聖人に対する報酬の場であり、地獄は罪人に対する罰の場です

煉獄は神の正義を完全に満たさないまま、恵みのうちに死んだ人々が罪を完全に償うための場なのです

 

これが宗教のための主要な真理です

全世界が認めたこれらの真理に対して、なぜあなたは戦いを挑むのですか?

自分自身の勝手な判断や気まぐれ、欲望に流されてはなりません

もしあなたに疑問や問題があるなら、それをあなた方の母でありわたしの花嫁である教会に尋ねなさい

教会の声をわたしの声として聴きなさい

そうすれば、教会はあなたの疑問や問題をすべて解決し、拭い去ってくれるでしょう

 

子どもたちよ

決して天の御父から離れてはなりません

父から離れる者、父の家から出て行く者は、約束の嗣業の地を受け継ぐことができません

 

一家の父親の敵が家の畑に種を蒔きに来ます

その種を拾い集めてはなりません

それはあなたにとって永遠の死の原因となるからです

 

一家の父親の敵の声を聴く者は災いです! 幾度もの災いです!

しかしわたしのことばを聴く者は幸せです! 幾度もの幸せです!

一家の父親の敵のことばは死の言葉であり、わたしのことばはいのちの言葉だからです」

 

それから主イエスは私にむかってこう言われました

 

「娘よ、自分の宗教を愛しなさい

それがあなたを神のもとに導くでしょう」

 

そして主イエスはさらに続けてこう言われました

 

「娘よ、自分の宗教を愛しなさい

それがあなたを神のもとに導くでしょう

自分の宗教を実践しなさい

それがあなたに、永遠の神を所有するという幸福をもたらすでしょう

神を愛し、神を敬い、心の底から神に対する義務を果たしなさい

神があなたに要求される仕事を実践することによってあなたの愛を示し、そのようにしてあなたの義務を神に果たしなさい

心のうちにある宗教と、外面的に果たす宗教の務めを区別してはなりません

外面的に果たす宗教は心のうちにある宗教を養い、心のうちにある宗教は外面的に果たす宗教のいのちであり魂であるからです

両方をひとつにすることが真の宗教を持つということであり、わたしの父のご意志を果たすことであり、隣人との関係を築くことであり、神のために生き、自分のために生き、兄弟たちのために生きるということなのです

 

わたしの娘よ

この教えを守り、安心して行きなさい

わたしはあなたを祝福します」

 

私は救い主イエスの前にひれ伏し、感謝とみ心への従順を示すために私の心を捧げました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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