神のご意志の霊性とは何ですか? | カトリックの神秘

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※この記事は、イギリスのカトリックサイトに出ていた「神のご意志の霊性」についてのものを日本語リメイクしたものです

 

 

(神のご意志の霊性とは)

 

神のはしためルイサ・ピッカレータは死ぬまでに『天国の書』という本を36冊書き上げました

イエスはこの『天国の書』に出ている聖なる神のご意志の賜物は、過去のどんな聖人たちにも見出されないものであると言われました。
ルイサの著作は、神のご意志の中で活動することに対して、他のすべての魂が入るための扉を開くことになり、そしてそこから入るすべての魂は、イエスと聖母と共に神のご意志の中で生き、祈ることができるようになるのです

 
イエスはルイサ・ピッカレータに、神のご意志におけるひとつの行ないは神聖な行為であり、これまでのすべての聖人や殉教者たちの業を合わせたものよりも、更に多くの栄光を神に与えることになるということを心に留めておくようにと言われました

そして、神のご意志の中で祈るひとつの祈りは、人間の(自分の)意志によって祈る一生分の祈りよりも価値があり、もし全人類が人間の(自分の)意志によって祈ったとしても、その膨大な祈りでさえ、たったひとつの神のご意志の中の祈りとは比べものにならない、と言われました

なぜなら神のご意志を行なっている魂は、たとえどんなに無知で無名であったとしても、彼らはイエスとマリアと共に神のご意志の中に生きているので、それらの人たちは過去の他のすべての聖人たちーその聖人たちが行なった大いなる奇跡や驚くべき回心などにも関わらずーを凌駕するからです

 

神のご意志とは、三位一体の神のご意志であり、三位一体の中にひとつのご意志があります

もともと人祖であるアダムとエバは、神のご意志に完全に一致した者として創造されました

そしてアダムとエバは堕落するまで、神のご意志の中で、神と同じような姿で生きていました

もしアダムとエバが堕落さえしなければ、私たちすべての人類は、今日、神のご意志の王国の楽園で暮らしていたことでしょう

 

アダムとエバは堕落した後、エデンの園から追放され、そのために人間の意志の中で苦難の人生を生きなければなりませんでした

しかし神はそんな彼らを完全に拒絶されることはなく、彼らに居場所を作られました

神は人々の魂の中にご自分の存在を持っておられますが、「神の中の生活」は人間に対して閉ざされていました

そして「神の贈り物(Gift of the Divine)」、つまり神のご意志(の霊性)を地上に生きる人間に戻すために、イエスはルイサ・ピッカレータを選び、この使命を彼女に与えました

それまではただ聖母マリアのみが、人間として神のご意志の中に行き、無原罪によってイエスを受胎し、地上での生活を完全に生きられました

そしてイエスさまご自身はこの地上で神の御子として常に神のご意志そのものでおられました

このおふたり以外のすべての人間は、ルイサ・ピッカレータまで神のご意志の中で生きることはできませんでした

ルイサ・ピッカレータによって、神のご意志は今この地上で再び確立されることができたのです

それ(神のご意志の霊性)を知り、それを生きることを望む人々はすべてルイサによってそうすることができ、そしてそれをさせることがルイサの人生の目的であり使命なのです

 

神の神聖なご意志の贈り物の目的は、次のことを可能にすることです

すなわち、最初の人類アダムから最後のひとりに至るまで、すべての人類家族が創造し直され、父なる神からの完全な栄光と愛を受けられるようになることです

アダムは創造された最初の瞬間から、神に愛と栄光の完全な返礼をすることができました

それはアダムが神のご意志と贈り物を持っていたからです

神のご意志の贈り物とは、神のご意志を行なうだけではなく、神のご意志を所有し、あなたの同意によって、神があなた自身の中で彼(神)ご自身のご意志を実行できるようにすることです

 

イエスはルイサに、ご自分がこの地上で生きられた間、アダムから最後のひとりに至るまで、すべての人の思考、言葉、行動、そのすべてを自分の中に取り込み、ご自分の神聖なご意志によって、すべての人の人生を創り直したとおっしゃられました

それはなぜでしょうか?

それは、御父に完全な愛と栄光をお返しするためーそして私たちひとりひとりが自分自身の人生の中に、それを生きられたイエスの姿(神版)を見出すことができるようになるためです

私たちは今、それ(神のご意志の贈り物)を自分のものとし、それを行なうことができるのです

 

 

 

 

ルイサ・ピッカレータ

 

 

 

 

ルイサの書いた「天国の書」

 

 

 

 

 

 

 

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