ある日
イエスさまは十字架に釘付けられた姿で聖ジェンマの前に現れ
5つの開いた御傷を見せながら
こう言われたそうです
『わたしの娘よ、これを見なさい
これを見て、愛する方法をおぼえなさい
この十字架、この茨、この釘を見なさい
この打撲、この裂け目、この傷を見なさい
これはすべて無限の愛のわざです
どれほどあなたを愛したかがわかりますか?
真にわたしを愛したいですか?
だとしたら、まず最初に苦しむことをおぼえなさい
苦しみがあなたに愛することをおぼえさせるでしょう』(「受難の花」P110)
そしてその日から
聖ジェンマは十字架上のイエスさまの他には
何にも心惹かれなくなったそうです
この幻視は聖ジェンマに与えられたものですが
聖ジェンマだけにではなく
聖ジェンマを通して
わたしたちすべてのキリスト者に与えられたものだと思います
ですから
聖ジェンマに言われたイエスさまの言葉を
自分に向けられた言葉として
十字架につけられて殺されても良いと思われたほど
自分を愛してくださったイエさまに
できるかぎり応えていけるようになりたいと思います