こんばんは!
「中学生の夢クリエイター」のアヴィンです。
さて、昨日に引き続き入試の点数計算について書いていこうと思います。
昨日の内容では、
愛知県の公立高校の入試では、
1. 筆記試験100点 (5教科×20点)
2. 評定得点90点 (9教科×5×2)
3. 面接
の三要素によって合否判定がされることを書きました。
そして、最後に、高校によっては
「通知表の1点が入試の時の2点ではなく、3点になったり、
筆記試験の2点が3点になったりします。」
と、書きました。
今日は、このことについて具体的に書いていこうと思います。
さて、上述のように点数の計算の仕方に違いがあるわけですが、
それは、高校ごとに以下のようなタイプに分かれているからです。
Ⅰ:内申点と筆記試験とを同等に扱う
Ⅱ:内申点を重視する
Ⅲ:筆記試験を重視する
では、順番にそれぞれのタイプについて見ていきたいと思います。
Ⅰのタイプは、評定得点と筆記試験のバランス型です。
これが、昨日書いた評定得点を90点、筆記試験を100点として
判定する高校となります。つまり、
「通知表の評価が1上がると、入試の点数が2点上がる。」
ということが当てはまります。
Ⅰの高校を第一志望にしている人は、内申点をしっかり上げておくと、
筆記試験で少々つまづいても、なんとか持ちこたえることができます。
Ⅱのタイプは、評定得点を更に1.5倍する内申点重視型です。
どういうことかと言うと、昨日までは、
9教科×5点×2=90点
でしたが、Ⅱのタイプの高校では、評定得点を更に考慮して
90点×1.5=135点
として、135点満点で計算します。
ですので、
筆記試験100点
評定得点135点
となります。
例えば、オール3(=9教科×3=27)の人の場合、
27点×2×1.5=81点
となります。
これが、1上がって28点になると、
28点×2×1.5=84点
となり、81→84というように、
「通知表の内申点が1あがると、入試では3点上がる」
ことが、分かると思います。
Ⅱのタイプの高校を志望している人は、内申点を上げることで、
大きくリードできます。
ですので、他のⅠやⅢのタイプの高校を受験する人よりも
定期テストや提出物、授業態度などを
しっかりすることが、大事だと思います。
もちろん、定期テストや提出物、授業態度は、どんな人にとっても、
疎かにしてはならない、大切なことです。
常日頃から意識を高く持って頑張りたいですね。
Ⅲのタイプは筆記試験を1.5倍する学力検査重視型です。
これは、上のⅠ、Ⅱのタイプが100点満点(5教科×20点)で評価するところ、
5教科×20点×1.5=150点
で、評価するということです。
つまり、
筆記試験150点
評定得点 90点
となります。
これはどういうことかと言うと、
例えば、内申点32のAさんと、33のBさんがいるとします。
この時点で、
Aさんの評定得点は64点(=32×2)
Bさんの評定得点は66点(=33×2)
ですので、Bさんの方が2点リードしているということになります。
しかし、Aさんが頑張って、この2点を筆記試験で追いついたとします。
仮に、100点満点でAさんが64点、Bさんが62点と
するとそれぞれの筆記試験の得点は、
64点×1.5=96点
62点×1.5=93点
になります。・・・・「あれ???」って思いませんか?
そうなんです。Ⅲのタイプでは、
「筆記試験で2点とると1.5倍なので3点になる」
のです。
つまり、評定得点で2点リードされても、筆記試験で2点多くとれば、
それは同点に追いつくのではなく、1点逆転するのです。
ですので、Ⅲのタイプの高校を受験する人は、筆記試験で点数を
取れるように、実力を発揮できるように、準備をしっかりしたいですね。
まとめると、
Ⅰ:バランス型で、内申点の1点=筆記試験の2点
Ⅱ:内申点重視型で、内申点の1点=筆記試験の3点
Ⅲ:学力検査重視型で、内申点の1点=筆記試験の1.5点
(→内申点の2点=筆記試験の3点)
となります。
ⅡやⅢのタイプは同じ内申点や筆記試験の点数でも、判定の仕方で随分と違ってきますので、「志望校合格」を意識して、受験校のタイプに合わせて残りの半年を頑張ると良いと思います。
具体的には、
Ⅱのタイプを受験する人は、とにかく内申点にこだわって頑張ると良いと思います。
Ⅲのタイプを受験する人は、内申点をキープしつつ筆記試験で点数を取れるように、実力をつけていくと良いと思います。
今日はここまでにしたいと思います。
それでは、また次回!!