職場の先輩が、動作を確認してくれとIC-02Nを持ってきた。
30年以上前に現物を見たことは有ったが、それ以来ものすごく久しぶりのご対面
だった。
引き出しから単三電池を6本探しだし、電源を入れてみた。
・・・音が聞こえない。
送信すると液晶のメーターは振れる。
IC-705とIC-7000で受信すると、02Nは変調は掛かっていて、送信機能は問題
無さそう。
逆に705から送信すると、Sメーターは振れるが音が聞こえない。
スピーカー端子にイヤホンを繋いでも、小さくホワイトノイズは聞こえるが、
音声は聞こえない。
どうも、受信のAF回路がNGみたい。
良くあるコンデンサの容量抜けかと思われる。
先輩に聞くと、自宅にはTS-600とか、FTナンチャラ(時代的に、たぶん101
かと?)も持っているらしい。
TS-600欲しい!!!・・・とねだってみたが、ダメだろうな。
02Nも持って帰ると言ってたし。
02Nは、無線機テスタで測定すると単3を6本で3W弱出ていたので、動作と
しては正常だと思われる。
(13.8Vで5W出るらしい)
で、705はマイクからプレスしてもLEDが赤くならず、送信出来ずにあせった。
TXのOFF設定をしていたかと思い確認しても、そんな余計な設定はしていない。
落ち着いてよくよく確認すると、705の電源はUSBからの5Vで動いていて、これ
じゃぁ送信できないわな・・・と納得し、USB-PDからトリガーケーブルで12Vを供給
すると、5Wで送信することができ、705で送信→7000で受信出来ることを確認
した。
やはり、使い慣れていないと操作に戸惑うことが判ったHi。
それと、02NはDTMF(電話用のピッ・ポッ・パッ)が送信出来ないらしい。
取説にはファンクション+数字キーでトーン送信表示は出るが、実際にトーンは
送信出来ない・・・と書いてある。
八重洲のFTー209(209Hも)は基盤にLR4087(DTMFエンコーダ)のパターンが
準備されていて、LR4087を実装すればDTMF信号が送信出来たが、02Nの
JAバージョンはDTMF/CTCSS/ENCORDERユニットが実装されておらず、信号の
送信ができないみたい。
IC-02N-AT(USAバージョン))の回路図を見ると、DTMF/CTCSS/ENCORDERー
UNITが実装されているようで、標準でDTMFが使えるようだ。
なので、LR4087だけでは無く、その周辺回路も『ユニット基盤』として実装する
必要があるようだ。
これはJAでは部品(オプション)としての供給は無いようだし、USAバージョンは
最初から実装しているから、JAバージョンで使うことはそもそも出来ないと思われ
る。
これを実装すると、そんなに単価は上がるのかなぁ。
その昔LR4087は5千円近くしたらか、かなり単価が上がっちゃうかも知れないね。
(USAバージョンの販売単価が知りたいな)
KENWOODのTH-21、TH-41もJAバージョンは前面にキーパッドが無いが、USA
バージョンはキーパッドが付属しており、DTMF信号の送信が可能だった。
ローカル連中は、どこから入手したか知らないがTH-41にキーパッドを付けていて、
レピーターの外部制御に使っていたなぁ。
(この時代は、DTMFの送信が流行っていた)
さて、6月末に会社が引っ越しをして、7月1日より新ビルでの勤務となるので、
机上を片付けないとならない。
今は6階立てのビルに入居しているが、次は1フロアを貸し切るので、荷物を減ら
さないとならないらしい。
今PCは2画面で使っているが1画面になるし、机はフリーアドレスで引き出しも
無くなるとか。
個人の荷物は、高さ180cmほどのロッカーで縦方向に4分割している小さいモノが
1個だけ与えられるとかで、書類の保管も出来なくなるんだとか。
そして、PC(ノート)は、毎日バックに収納し、個人のロッカーに保管すること
が義務付けられるとか。
そんな狭くて仕事のやり辛いトコで勤務しろってか。
辞めるなら今のうちだな・・・。