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インフルエンザには歯磨きも有効。「歯周病菌」はウイルスの感染力を高める。正しい歯磨きで歯の汚れを落としましょう。



歯磨きにはコツがあり、正しくハブラシを使うことで歯周病の原因となる歯垢をしっかり落とすことができます。現在流行中のインフルエンザは歯周病菌により活性化することが分かっているため、歯周病予防だけでなく感染予防という点からも歯磨きが重要となってきます。今日から試したい正しい歯の磨き方と、オーラルケアのポイントをお伝えします。

◆歯周病菌がウイルスを活性化させる

日本歯科医師会によると、口の中にある細菌、特に「歯周病菌」はインフルエンザウイルスの感染力を高めることがわかっています。

これは、歯周病菌が持つタンパク分解酵素がウイルスを活性化させ、インフルエンザにかかりやすくなるためです。

さらに、インフルエンザ単独での細胞への感染よりも、歯周病菌が加わったほうが感染が拡大することが実証されています。

歯垢に棲みつく歯周病菌は、抗生物質などの薬や体の免疫細胞でも撃退することができないため、歯垢ごとハブラシで除去するしかありません。

インフルエンザを予防するためにも、日頃から腔内を清潔に保つことが重要となります。

◆正しい歯の磨き方

(1)力が入りすぎないよう、鉛筆のように持って、細かく磨きます。大きく動かしすぎてシャカシャカと音が鳴るような磨き方はNGです。

(2)ハブラシは、歯の表面の歯垢を除去する時には毛先を垂直に当てます。軽く小刻みに震わせながら、1本1本丁寧に磨きます。


(3)歯周病対策で重要な歯と歯茎の境目には、ハブラシを斜め45度に当てて同様に軽く小刻みに震わせます。



(4)下の前歯の裏も歯垢がたまりやすい場所です。ハブラシを立てて、ブラシの先の方や、かかとといわれる部分を上手に使って汚れをかき出すように磨きます。



◆オーラルケアのポイント

厚生労働省の令和4年歯科疾患実態調査によると、初期歯周病と判断される4mm以上の歯周ポケットを有する人の割合は47.9%という結果でした。また、25歳をすぎると歯周ポケットを有する人の割合が増える傾向が見られました。

歯科検診の受診率が高い欧米と比べ、日本は受診率が低く、歯周病の罹患率が高いとされています。歯周病はインフルエンザとの関連が指摘されているだけでなく、口臭の原因のひとつにもなるため、オーラルケアの見直しと定期的な歯科検診が推奨されます。

また、唾液中の菌数を調べた研究では、就寝中に4倍から8倍に増えることがわかっています。歯磨きは1日3回以上行うのが理想ですが、特に夜はゆっくりと丁寧に磨くようにしましょう。