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歯科医ランキング

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コロナだから歯科医院に行かないは危険? 来院控えで歯周病や虫歯の悪化も⁉️



コロナ禍が始まってからよく耳にしている言葉「3密」。新型コロナウイルス感染予防策として必須のキーワードですが、判断に困る場所もいくつかあります。中でも病院の待合室や診察室などは、当然ですがいつも人がいる場所。「今すぐ!」の診察が必要ではない場合、様子見している人も多いのではないでしょうか。中でも歯科医院は治療時の密着度などから、「まだいいか」と敬遠しがちかも。調査により、歯科医院の現在が浮き彫りになりました。

 ◇ ◇ ◇

コロナ禍での歯科医院 患者が「まったく来なかった」も約2%

 医療法人社団桜翔会 桜堤あみの歯科は2020年10月、歯科医師1102人を対象に、「コロナ禍での歯科医院の取り組み」に関するインターネット調査を実施しました。まずは、新型コロナウイルス流行における来院者数の変化を質問。「大きく減った(12.6%)」と「少し減った(22.1%)」を合わせて「減った」派は3割を超えました。

 口腔内の治療から考えられるリスクの懸念に加え、歯科治療は元々苦手と思う人も多いでしょう。新型コロナという“確固たる理由”によって、後回しの傾向が出ているのかもしれません。流行前でも、激しい痛みや詰め物が外れたなどの緊急事態に見舞われてから、重い腰を上げてやっと予約……というパターンは多いですよね。

ただし、「あまり変わらなかった(31.2%)」も3割超に。「少し増えた(22.1%)」と「大きく増えた(12.0%)」の「増えた」派も合わせて3割超となっており、3つの傾向がほぼ均等に表れていることが分かります。在宅ワークで通院時間のやりくりが可能になったり、家族の変調に気付きやすくなったりなど、さまざまな理由が考えられます。

 また、新型コロナ流行前を100%とした場合、来院者数が最大に落ち込んだ時を割合で尋ねると、4割減(60%)を示す「減った(31.6%)」がトップに。次いで2割減(80%)を示す「少し減った(29.0%)」が続き、ゼロを示す「まったく来なかった(1.9%)」の回答もありました。これは、歯科医院がある場所による地域差も影響しているのかもしれません。


オンライン診療の導入も 歯科医院側の対策実例は?

 来院者数減少の理由として真っ先に考えられるものが、感染への懸念。とはいえ、もちろん歯科医院側も数々の対策を講じています。そこでまず「来院者に対するコロナ対策」を尋ねたところ、トップは「マスク着用の依頼(55.6%)」となりました。次いで「消毒・空気清浄・湿度管理の徹底(47.7%)」が続いています。

 さらに「スタッフに対するコロナ対策」では、「マスク着用の徹底(51.3%)」「ゴーグルやシールドの着用(42.3%)」の順に。さらに、自由回答では以下のような対策も挙げられていました。

「オンライン検診」(30代・女性/東京都)
「待合室の人数制限」(30代・女性/東京都)
「診察前にうがい薬を取り入れた」(30代・女性/山口県)
「受付周りにシールド、診療台を都度除菌」(50代・男性/東京都)

 歯科治療の実際を思い返してみれば、新型コロナ流行前から歯科医はマスクを着用し、また治療前に手指の消毒を行います。スタッフも全員マスクと消毒を徹底する状況は、元々の基本的対策がさらに強化されたともいえるかもしれませんね。


歯科医師7割近くが来院しない患者を心配! 治療途中での放置例も

 コロナ禍による来院控えは明らかですが、その分、歯科医師には気がかりなこともあるようです。来院しなくなることによる心配事の有無を2択で尋ねると、「ある(80.5%)」は8割超となりました。

 実際に心配している内容については……予想できますよね? 1位は「虫歯や歯周病の悪化(42.4%)」に。次いで「歯の健康に対する意識の低下(24.9%)」が続きました。また、治療途中で通院をやめてしまった例も多いようで、「治療途中の歯の状況悪化(11.1%)」も挙げられています。

 歯科医院への来院控えはどうやら、患者にとっては逆にリスクが高いようです。この推測を裏付けるのは、コロナ禍での来院控えで虫歯や歯周病の患者は増えているかという設問。結果は何と「とても増えている(14.9%)」と「どちらかと言えば増えている(52.9%)」を合わせて7割近くとなりました。自由回答では、以下の具体例が挙げられています。

「磨き方が甘くなっている」(30代・女性/静岡県)
「早めに病院に来た方がいい人が我慢した結果、悪化してしまっている」(30代・女性/神奈川県)
「定期健診などを受けないことで、歯垢が溜まり、虫歯リスクや歯周病リスクが高まっている」(40代・女性/大阪府)
「虫歯が多くなったし、歯垢が増えている」(50代・男性/東京都)

 心当たりがありすぎて、そろそろ耳が痛くなってきた人も多いかも知れません。コロナ禍においても歯科医院で定期検診を受診すべきかとの設問では、「非常にそう思う(27.5%)」と「そう思う(51.6%)」が8割近くとなっています。

 やはり少しでも気になる症状があれば、歯科医院側の対策をきっちりと把握した上で、治療を受けるに越したことはないようです。もしこの先にコロナ禍が収まったとしても、歯との付き合いは一生続きます。長期的な視野で考えると、どうすれば安心して治療を受けられるか、感染リスクを防ぐために患者側ができることは何かなどを積極的に考えた方が、後々に良い結果が得られそうですね。

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