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https://news.yahoo.co.jp/articles/d641443e9a0cea6c50c451e40b645109e9054ff6

 

 
【素敵なお話なので、是非読んでください。】

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コロナ禍の中、作家の曽我綾子さんの美しい生き方とは⁉️
 
 

新型コロナウイルスの影響で、依然として不透明な日々が続いている。重症化しやすい高齢者は、そんなストレスフルな日常を如何に過ごすべきか。作家の曽野綾子さん(88才)にその心得を聞いた。

 * * * 毎朝決まって5時に目覚め、仕事がないときは、本を読んだり、テレビを観たり、猫の世話をしたり。

 3年前に夫の三浦朱門が亡くなってから、猫2匹と秘書、20年近く一緒にいる住み込みの女性と、東京で暮らしておりますが、コロナで生活が変わったことは、ひとつもございません。

 膠原病とは長い付き合いで、ドクターから「紫外線は大敵。なるべく外に出ないでください」と日頃から言われています。だから家にいるのは、いまに始まった話ではないのです。

 だいたい、わが家ではコロナのコの字も出ない。もともと納豆は好きですから、ずっと冷蔵庫には入っているけれど、免疫がつくから食べるとか、そんなことは一切ありません。だいたい、ここ数か月で免疫力がつくなんてこと、あるかしら?

 夫がいま生きていたとしても、「コロナだから外出するな」とは決して言わなかったでしょう。「人間にはひとりひとりに義務がある」と常々口にしていましたから。仮にペストが蔓延していたとしても“本当に必要とあらば、その地へ行け”という考えでした。

 私もアフリカの難民キャンプをはじめとして、たとえ周囲から危険な場所だと言われようが、折々にその地を訪れてきました。それに、日本では危険だ危険だと騒がれている場所でも、実際に行ってみると予想とまったく違っていたりするものです。難民キャンプにしても、日本の医療関係者が常駐していて、清潔な環境が保たれていました。

 そこで感染症がはやったら、一気に蔓延してしまいます。その怖さをわかっているからこそ、備えているわけですね。

 私は常々、世の中にはそれほどひどいこともなければ、安全が保証されているようなこともないと考えています。先はどうなるかわからない。わからないことに不安を感じますが、自分には知らないこと、わからないことがたくさんあると思いながら生きています。

 たとえコロナウイルスがなかったとしても、今日、何かに巻き込まれて死ぬことがないとも限らない。人生ってそんなものです。

 

 

 

 高齢者は重症化しやすいから外出を控えた方がいい、という声を聞きます。でもその声に私は従っていません。必要だと思えば、出歩いたっていいのです。

 それをとがめる「自粛自警団」は、やりたくてやっているのですから、圧力に屈しなくていい。彼らは決してあなたの身を案じて意見しているわけではない、それに心地良さを感じるからしているに過ぎません。

 三浦が亡くなった直後にも同じようなことがありました。看取った5日後に、私はオペラに出かけました。「なんて不謹慎な」と眉をひそめる人がいるかもしれませんが、三浦は「きみがオペラに行くのをやめたってぼくが生き返るわけじゃない」と言うような人でした。

 

 

 

 三浦が亡くなった後も“LIFE MUST GO ON”、それでも人生は続くのです。これはコロナのことでも同じだと思います。「新しい生活様式」と盛んに言われますが、人の目を気にして、自分の生活を無理矢理変えることは、「同調」です。

 世間と同調しながら生きる姿は、美しくない。「美しさ」とは、私の中にある選択が生きている場合です。

 例えば私が、お客さまから最中をいただいたとします。最中は、皮がパリパリのうちに食べた方がおいしい。世の中の常識なるものに同調するならば、いただきものは、お客さまがお帰りになるまで横においておくべきなのでしょうが、私は、いちばんいいときにいただくのが、いいと思うのです。だからいただいたとき、その場で開けることもあります。そして、家の者にも食べてほしいから、会話の途中で中座してでも渡しにいく。

 私が思う「よきこと」をする。これが「美しい」ということだと私は思っているんです。世間の風潮に同調して、「人からよく思われたい」と行動することは、私にとっては“美しくない生き方”です。

 だから私は最近も、マスクをしません。それで外を歩けないわけではありませんし、白い目で見られても平気です。

 その代わり、それで自分が病気になっても他人さまのせいにはしません。自分で判断し、自由に生きたら、それでいいのです。

 それが私の人生ですからね。“異なる意見の人間がいる”ということを知らしめるために、私のような小説家がいるのですから。私の考えにしたって、他人から「あの人、変わっているわね」と悪意を持って言われるような立場をキープする方が、期待も干渉もされず、気が楽です。ちょっと違っているからといって、日本は投獄されるような国ではありませんし、税金が上がるわけでもありません。

 人の目を気にせず自由に生きれば、「違い」が生まれます。もちろん、同調することで生きやすくなるなら、それもいいですけれどね。人それぞれ、「違い」があるからこそ、人生は美しく、愉快なのです。

【プロフィール】その・あやこ/作家。東京生まれ。聖心女子大学在学中に同人誌『新思潮』に参加し、同人の三浦朱門さん(享年91)と結婚。宗教や戦争、社会問題などに対する鋭い洞察力をもって執筆活動を展開する一方、途上国への援助活動でも活躍。『老いの才覚』『人間の基本』『人間にとって成熟とは何か』など著書多数。

 

http://www.masuhiro.net/sp/



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