こんにちは!
職員ヨシ子です
新型コロナウイルスなどの影響により、ジャーダックでは業務の一部縮小を開始してから約2か月が経過しました。
いつも活動に寄り添ってくださる皆さま、体調にお変わりありませんか?
SNSなどやメールなどに、
「ヘアドネーションの受付再開を待っていますね」
「ヘアドネーションの受付再開まで、髪の毛をまだ切らずに頑張りますね!」
「カットする予定でしたが、延期になったのでもう少し伸ばしてみます!」
など、添えてくださる皆さまの応援メッセージや、温かいお気遣いにとても励まされていますブログを見守って下さる皆さまにも感謝感謝です
“長ければ長い髪の毛ほど不足している”という現状を知っていただく機会が限られている中で、サポートしてくださるお気持ちがとってもありがたいです
また、“長さ”については、「ヘアドネーションの“長さ”はどこからどこまでなの?」といった疑問が寄せられることも多いので、今回はジャーダック事務局で実際に作業している「長さの仕分け工程」に沿って、長さ解説をしていきたいと思います
さて、実際に長さを測る前に…
実は、ヘアドネーションの毛束には「方向」があるのをご存じですか!?
この「方向」について、あまり語られることがないのですが…毛束をハサミでカットした「切り口」側と、「毛先」側があるのです
の画像のように、「切り口」側には毛束を束ねるゴムが数本巻かれているので、毛束がキュッと固定されています
(髪の毛がまとまった毛束になると、まっすぐカットするのが難しいので、数本に束ねてカットします)
毛束の「切り口」側↑
そして、「切り口」側の一番先端の部分が測り始めの位置になります。
の画像のように、定規の目盛り「0 (ゼロ)」の位置=スタート地点に「切り口」を合わせます
毛束の「切り口」を定規の目盛り「0 (ゼロ)」の位置に合わせる↑
ここで、毛束の「切り口」が動かないように左手で手を添えて押さえます
切り口を押さえたら、反対の手で毛束をスーーーっと整えて「毛先」をまっすぐに伸ばします。
(くせ毛やパーマヘアの場合は軽く伸ばす程度でOKです)
毛束を定規に添わせる↑
の画像のように、定規の一番左端「0 (ゼロ)」の位置をスタートにして「切り口」から「毛先」までの全長を測ります
ジャーダック事務局では、このようにして1束1束の長さを測って、S・M・L・LLの箱に仕分けていきます。
最終的には、毛髪のトリートメント処理工場の職人さんが、さらに細かく繊細な選別をしてくださるので、Mかな?Lかな?と数ミリの差に迷った場合は「職人さん、よろしくお願いします!」の願いを込めて箱の中へ…
毛束の切り口から毛先の長さ:約43㎝↑
ちなみに…
色々な方の毛束をよーく見てみると、毛束の「毛先」部分が細くなっています
これは、毛先を梳いたり、毛先を軽くするスタイルが一般的なため。
の画像のように、ご寄付いただく毛束のそのほとんどが、切り口や中間部分に比べると、毛先の毛量に差があるのです。
ですが、毛量は全く気にせずご寄付いただけますので、ご安心ください
というのも、全国からお寄せいただくドナーの毛束がお互いの毛量の「差」を補い合うことで、約50名分でようやく、1つのウィッグが完成します。
その理由についてはこちらで詳しく解説しています
ヘアドネーション(髪の寄付)*髪の長さがそろっていなくても、髪の量が少なくても寄付できる?
└https://ameblo.jp/jhdac/entry-12454919639.html
ジャーダックが無償提供しているウィッグを受け取ってくれるレシピエントのそのほとんどが女の子。
そして、希望する髪型の多くが「ロングヘア」です。
そのため、毛髪は長ければ長いほど、常に不足しているのが現状です
ヘアドネーション(髪の毛の寄付)*不足している髪の長さはありますか?
└https://ameblo.jp/jhdac/entry-12529772826.html
ヘアドネーションの「長さ」は、子どもたちの“なりたい髪型“を叶えてくれる「選択肢」に繋がっています。
ショートヘア、ボブスタイル、セミロング、ロングヘアなど。
選択の幅を広げてくださる皆さまのご協力に、あたらめて心より感謝いたします
※おねがい※
ジャーダックでは、現在もヘアドネーションの受付を一時休止しています。
そのため、受付の再開までは、皆さまのお手元で髪の毛の保管いただきますよう、ご協力よろしくお願いいたします
【重要なお知らせ】ヘアドネーションの受付一時休止の継続について
└https://ameblo.jp/jhdac/entry-12584874581.html
カットした髪の毛を一時的に保管するときはどうすればいいの?
└https://ameblo.jp/jhdac/entry-12585834351.html
【 消費税10%に伴う返信用封筒の郵便料金値上げについて 】
2019年10月1日から、消費税10%(※1)が適用されるに伴いまして、受領証の返信用封筒にお貼りいただく切手が82円から84円になります。
ジャーダック事務局には毎日、非常に多くのドネーションヘア(髪の毛)が到着しており、受領証のご返送に1~2ヶ月ほどの期間を頂戴しております。 そのため、これより受領証(※2)をご希望の方は返信用封筒に84円分の切手をお貼りくださいますようお願いいたします。
受領証をスムーズにお届けするためにも、ご理解ご協力のほどなにとぞよろしくお願いいたします。
●(※1)日本郵便お知らせページ
●(※2)受領証とは?ジャーダックHP『髪の毛を送る』ページの「5 返信用封筒を用意する」