今日の高3の「化学」の授業のテーマは,
「アミノ酸とタンパク質・核酸」です。
アミノ酸の性質とペプチド結合の形成,
そしてタンパク質の構造に関しては,
前回の授業で話をしたので,
今日は,生徒実験をやってもらいながら,
その反応と酵素の性質の話をしました。
今日の生徒実験の黒板。
「アミノ酸とタンパク質の反応1」
左の3本はグリシン水溶液。
左から「ニンヒドリン反応」,ビウレット反応とキサントプロテイン反応は出ません。
右の2本は「卵白水溶液」。
左が「ニンヒドリン反応」,右が「ビウレット反応」。
「タンパク質の反応2」
すべて卵白水溶液(タンパク質)の反応。
左から2本は「キサントプロテイン反応」。
濃硝酸を加えて加熱すると黄色に(左)。水酸化ナトリウムを加えると橙色に(右)。
右の4本はタンパク質の「変性」実験。
左から順に,熱による変性と,
希硫酸(強酸),硫酸銅(重金属),エタノール(有機物)による変性。
最近は,教科書や資料集にもきれいな写真が載っているんですが,
やっぱり実物を見ると印象が違うようです。