高3の授業は,
先日から「熱化学」を急いですませて,
「反応速度と化学平衡」の分野に入りました。
この分野は,あまり深入りする必要もないので,
とりあえずイメージ作りを優先させます。
今日は,「反応速度と濃度との関係」を測る実験をやってもらいました。
いわゆる「時計反応」と言われる反応です。
ヨウ素酸カリウム水溶液と亜硫酸水素ナトリウム水溶液の反応で,
亜硫酸水素ナトリウムがなくなるとヨウ素が生じて,
デンプンと反応して色がつきます。
ヨウ素の色が出るまでの時間を測って,
一定量の亜硝酸水素ナトリウムが反応する速度を測ります。
今日の黒板。
KIO3の濃度を変えて反応速度を測ります。
KIO3の濃度と反応速度の関係をグラフに。
この反応の速度はKIO3の濃度に比例することが求められます。
これはある班のデータをプロットしたもの。
結構きれいな直線になっています。
ホールピペットは1年生のとき使ったはずだけど,
結構使い方を忘れているようでした。
次は,触媒の話題です。
いくつかの実験を見てもらいながら,
触媒の働きを考えてもらいます。