全ての人々は兄弟に | ドイツ,ピアノ日和

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メルヘンと芸術の国ドイツから発信中、ミュウのブログにようこそ!

初めてピアノを習い始めた、大人の生徒さんの
レッスンのために、おなじみの
ベートーベン第九をもう一度復習中。

オーケストラ音楽を聴くのが好きな
生徒さんPさん。ベートーベンの
第九のメロディーでは、何度も弾けるまで挑戦しています。

レッスンの後、

その他は、誰の曲が好き?

と聞くと、

「ああーーええっと・・・。モーツァルトの、

タタタ ターン!とかいう曲とか!」キャッ☆

それって、ベートーベンシンフォニーの5番。えへへ…

どうやらベートーベンと波長が
あうらしいPさん。第九をピアノで
弾きたい!もっと作曲者のことを知りたい、
とのこと、図書館にいくついでに
楽譜を探したら、なんと、あったのです。
ピアノの編曲バージョン!素人向けじゃなく、
全部のオケのピアノ編曲。田園は知ってたけど、
シンフォニー全曲編曲があるとは知らなかった!

もちろんながらまだPさんには
無理なので、メロディーと伴奏を
自分で簡単に書いてみました。

後、曲の説明も簡単にできるように、
今更ながら、もう一度Wikipedia
で第九を調べなおしたり・・。

にしても、大人になってから
読むと、改めて分かる、
原詩の素晴らしさです。ベートーベンが
この詩にいたく感動し、どうしても曲を
書きたくなったというのも分かるのです。

日本では、ドイツ語をカタカナ読みで
習って歌ったなあ。

これとあわせて彼の遺書をドイツ語で読んだりすると、
また、感動も違います・。しゃきーん

歓喜の歌

Freude, schöner Götterfunken,
Tochter aus Elysium
Wir betreten feuertrunken.
Himmlische, dein Heiligtum!

Deine Zauber binden wieder,
Was die Mode streng geteilt;
Alle Menschen werden Brüder,
(シラーの原詩:
Was der Mode Schwert geteilt;
Bettler werden Fürstenbrüder,)
Wo dein sanfter Flügel weilt.

歓喜よ、神々の麗しき霊感よ
天上の楽園の乙女よ
我々は火のように酔いしれて
崇高な汝(歓喜)の聖所に入る

汝が魔力は再び結び合わせる
時流が強く切り離したものを
すべての人々は兄弟となる
(シラーの原詩:
時流の刀が切り離したものを
貧しき者らは王侯の兄弟となる)
汝の柔らかな翼が留まる所で

 







「歓喜よ、汝の柔らかな翼の元で、全ての人々は
兄弟になる」

17才で母をなくし、その数年後父も他界。
弟の親代わりとして音楽家として活躍、
難聴と戦い、時代とも戦い。
最後まで、音楽家として生きた壮絶な人生。

楽聖ベートーベン、一音大生には、
神様のような存在です。

全ての人々が兄弟になる・・。

こんな祈りをこめて、音楽に携われたらよいです。

以前教授に、

「人は、みんな根っこでつながってる、
様式やスタイルにとらわれず、
いろんな国の作曲者の曲のレパートリーを
持ちなさい、自分は日本人でもアジア人でもなく、
世界人だと思ったらよいではないですか」

と言われました。

とはいえ、やりこんでない作曲者は
弾くのがまだ怖いです。泣き1

一体どうやって練習すればいいんだろ・・。

なんとかまたがんばります。