親しくしてもらっているドイツ人が、フランス人の気功師さんを紹介してくれました。
私が太極拳をしている、というと、それなら、
こういう治療もよいのでは、とのこと。
車で走っていただくこと15分、車の窓から見える、
看板の文字が、あっという間にフランス語に早代わり。
こぎれいなクリニックにつき、
迎えてくださったのは、フランスの
昔の漫画から飛び出してきたみたいな、
丸いお鼻にちょっと細身、めがねの、
ちょっと風変わりな気功師さんでした。
ドイツ語で指示をしてくださり、
普通の診療台に寝かされて、
なにをされるのかとちょっとどきどきしていると、
ボンジュールーーー
ふんふんふーーーん
ラーーララーーラ

と、突然大きな声で歌を歌い出す
気孔師さん。
ぎょっと驚く私を一瞥もせず、
さらに機嫌よく歌う気孔師さん、
ふんふーーん、
と歌いながら、ぐいぐいっと
体の箇所箇所を押してくださり、
気をすうーーーっと
流してくださっているようです。
私もなんだか愉快になってきて、
アハハハと思わず笑ってしまいました。
さらに大声で意味不明のフランス語の歌つきの
気孔は続き、
「特に眼からひたいにかけての
痛みがすることがあるね?頭にずきずき抑えるような痛みがあったり、
眼に圧迫を感じることが多いね。」
と言われました。そう、二日前、頭痛で
目の前がちっかちかになってしまい、ものすごく気持ちが
悪かったのです。
さらに、手をかざされ、
「ふうーーむ、大腸にも問題が起こりやすいらしい」
とのこと。
実は、昨日、今日、すっごいおなかの調子が悪く・・。
体調、見透かされてる!!

とかなり驚く私・・。すると、
「ふうーーむ、2003年に何かショックなことかストレスがあったね?」
と、突然この人占い師?みたいな発言を。
えっ、2003年って、いつだっけ?
と考えている私に、さらに、
らーーららーーーー、
ぐいっぐいっ。
すうーーーーっ
と歌と気功の繰り返し。
手をすうーーーっと流されると、体の中で
ぐーーーっとエネルギーが動いていくのが分かります。
「後は、1996年までのそれ以前の5年ほど前から、ショックなことがあったかな?」
と言われました。
ふうーむ?1996年といえば・・・。祖父母が、
続けて亡くななりはじめた年です・・。
と答えると、
「ああ、生と死、は大きいねえ。それだきっと。
2003年と、1996年まで、その5年をかけて負ったストレスが、
強い・・。」
とまた、ぐーーーーっと
気を流してくださいました。
別に悲しくなったわけではなかったのに、
涙が眼ににじんできました。
気功って、精神的にかかったストレスを
流す、という療法らしいです。
ドイツにきてから大変なことばかりで
忘れていたけれど、私にとって、
初めて眼にした、祖父母の死、が
大きかったのも確かです。
確かに、祖父母が亡くなる
5年前ほどからは、どんどん死へと
近づいていた祖父母の精神状態も
半端なく大変で、両親は、祖父母は
なくなるまで絶対家で面倒をみるということで
介護をしていて、家族全体がどよーんとなっていました。
小さいころから祖父母はとても
私達子供をかわいがってくれて、
両親に怒られたら、おばあちゃーん、と
なきながら祖母の元に
逃げ込んでいました。お風呂にも一緒に
いれてもらったり、しょっちゅう祖父母の間に
はさまって寝かせてもらったり。
まさか、突然、死んでしまうなんて、
想像もしていなかったのに、突然苦しみだして、
私が大学に行っている間に、亡くなってしまい、
初めて遭遇した死、に、完全にその時は
何が起こったのかよく分からない状態でした。
いつも二人で寄り添っていた祖父は、
祖母がなくなった後は、ほぼ生きる化石のような・・・。
後を追うように、一年後に亡くなりました。
後、2003年?といえば、
外人局で日本に帰るようこっぴどく怒られ、
お金を稼ぎつつ勉強するのを目的に
デュッセルドルフに引っ越した年。
両親からも、はっきり見放されかけたりと
プライベートも結構しっちゃかめっちゃかだったし、
いろんなことがストレスといえばそうだったかなあ。
でも、まさか、1993年まで記憶を
さかのぼることになるとは思っていませんでした。
「どうやったら分かるんですか??」
と聞くと、
「体に書いてある」
と答えられました・・・。
って、そんなあーー、そんなことってあるんですか?(°д°;)
「後、胃や、大腸、なんかの緊張も
緩めておきました・・・」
とおっしゃっていました。
気功士さんにかかるのは初めてでしたが、
すーーーーーっとするものなのですね・・。
治療を受けさせていただき、本当に、
ありがたく思いました、感謝。