今度はラフマニノフ | ドイツ,ピアノ日和

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メルヘンと芸術の国ドイツから発信中、ミュウのブログにようこそ!

バッハの平均率フーガBWV864、

我ながらとってもよい感じに仕上がりつつあります。

自分の録音を聞いて、やったー、これこれ、これこそ

バッハだと自分でも満足。もう少しやりこめば、

かなりパーフェクトに自分の理想に近い音楽が出来上がりそう

なんだけど・・。


ちょっとしたフレーズや音の切り方で、

何かが違う、となってしまうバッハ。

そういう場合、どこかの旋律に

主要に扱われているモティーフが

隠れていたりして、見つけ出すと、

ああそれでか、みたいな原因があったりします。

モティーフは、例えば微妙に形を変えて

潜んでいるので、見つけ出すのが時々

とても難しいのです。でも、それを見つけ出さずに

強弱をつけたりするので、何かが違う、

でも何が?みたいなぐるぐる回りになってしまうのです。


こういう時、本当によく耳を澄まして、

メロディーラインが、どこかで聴いたことがないかとか、

音程が逆に取られてるけど、この音程間は

実は主要モティーフだったとかなんとか

敏感でないといけません。、


バッハの楽譜には何も書いてないので

本当に自分で自分の感じる音楽を作っていくのですが、

だからといって適当にフレーズを作っても、

音楽的にならないのです。


練習したり研究するのはものすごく楽しいです。この楽しさは、

ここにきて初めて気づいた私。


先週のレッスンでは、先生も


「Vie-----l Besser!!!!」

すごく良くなった!!


「論理的だねーー先週は全然こんな風に弾いてなかったのに、

ようやくバッハの音楽になったね!」


と満足げな先生。


「はいそうなんです。モティーフの使われ方と

曲の構造を細かく見て、フレーズや強弱を

考えていくと、音楽に関するアイデアがどんどん

湧いてきて。ものすごく非音楽的な曲だと

思っていたのですが、今は、音楽的な

曲だと気づきました。フーガはきちんと取り組んだ

ことがなかったので、本当にアイデアがなくて、

困ってたんです。」


と返すと、


「バッハのスペシャリストになっちゃったねえー(^ε^)。」


と褒めてもらえました。


で、今週末のクラス発表に弾くようにと言われたのですが・・。


アイデアが固まったばかりで弾けないわけでもないのだけど・・。

弾き込み不足で、怖すぎる。ので、やっぱり辞退する事にしました。

コンクールの第一弾課題曲・・ああ・・。でも、自分の

したいことが固まってきたので、まあまあ怖さは減っていくに

違いないのですが、それでもやっぱりバッハは嫌だよーーー。

ようやくアイデアが固まりつつあるので、後は、表現していく

練習段階に入ってくるのです。


我ながら情けないのですが、ここ数週間ものすごく

体調が悪くて、週末ベッドに寝たきりでただ

体の痛みに耐えてたリ。


それにしても、バッハの音楽作りを自分で

していく、という作業、本当に難しいです。

作曲家的な能力が必要だし、深い集中力も

必要だし。暗号のような楽譜を前にしても、

どうしても思考を放棄してしまう・・。


CDはバレンボイムのとグルダのを聞いたのだけど、

平均率全集の中の一曲として弾くのと、この一曲を

他の二曲と組み合わせて弾く場合の音楽の作り方、

を同じにはできないのです。


グルダは速くてスタカート過ぎ。バレンボイムはゆっくりで

切れ目がなさすぎ。


バレンボイムはそれでも牧歌的で、すごく綺麗なんだけど、

巨匠の演奏を私が真似しても、借り物みたい。


やっぱり自分のアイデアで音楽を作っていかないといけないのです。


先週とっても素敵な、世界的に有名な合唱団の

歌を教会で聞くことができて、特に参考になりました。


ああ、これだ、バッハが聞いていた音と、音楽。

いつも合唱を教会で指揮していたバッハ。


天国から舞い落ちてくるような、

高い天井まで一杯にのびのびと響いていく

レガート。


ピアノはどうしても歌声のようにレガートにならないけれど、

ちゃんとレガートで歌心のあるメロディーラインを

想像して弾くのとでは、全然違う。


バッハは本当に弾く事事態に興味が

なかったのだけど、この曲に取り組めて、とても

楽しかったです。


この時代の、天国に届きそうな、綺麗な教会音楽に

浸っていたいけれど、どんどん違う時代の

音楽をまた仕上げていかなければなりません。


この切り替えが、また、大変だ・・。


今度持って行くべき曲はラフマニノフソナタ2番。


違う種類の曲を弾く事が楽しみの一つ

でもあるんだけど。


自分が作り上げた音楽に、まだ浸っていたい気分。


やっぱりバッハは素敵です。


気を取り戻して、テクニックをあげるべく、

もっとテクニックを研究していくこと。

ピアニスティックなスケールの大きい曲を

仕上げていくこと。


またまた、ファイトで取り掛かっていくのです。