キャンプ場の住人
道北、美深町のキャンプ場です。
ここは チェックイン/チェックアウトの時間が自由ですし、
芝生の中に車を乗り入れてオートキャンプが出来るし、
洗面所ではお湯が使えるし、
管理棟にはランドリーも備わってるし、
ゴミは有料で引き取ってくれるし、
場内に第三セクターの温泉ホテルがあるし、
食事はホテルの食堂も使えるんです。
こんな便利で快適なキャンプ場なのに
一人 一泊 200円 です。
自分もこのキャンプ場を毎年1~2回利用していますが、
そのたびに、いつも同じ場所に同じテントやタープが張ってあるんです。
もちろん乗ってきている車も同じなんですよ。
そんな不思議なキャンプ場の住人に話しかけてみました。
お話によると・・・
本州からこの場所に来たのが 5月。
夏の間、ず~っとこの場所で暮らすんだそうです。
「私らは10月に帰るけど、冬はどこに行っても寒いから本拠地で生活するんですよ」
「あ!隣のキャンピングカーの人は、冬になったら九州のキャンプ場で住んでるよ。
だったら家なんか要らないよね(笑)」って話してくれました。
「いつもあの場所でテント張って、さらにブルーシートで屋根を付けてる人は今年見えないけど?」って聞いたら、
「ああ、あの人はこの町(美深町)のアパートを借りて、夏の間だけ住んでるよ」って教えてくれました。
どこにも移動しないで、このキャンプ場で暮らしてる人は、老夫婦 4組だそうです。
「ず~っとここに居て何してるんですか?」って聞きたかったけど、ちょっとためらってしまいました。
自分の場合は・・・・
もし、こんな生活が出来たとしても、『一箇所でず~っと』 なんて出来ないなぁ・・・
同じ場所に3~5日居たら、次に移動していく、ジプシー型の旅行者になるんだろうと思いますね。