日本グッドリレーションアカデミー協会
代表理事、市川浩子です。
昔々あるところに、
ハリネズミがいました。
とても寒い夜のある日、
ハリネズミたちは近づき
体を寄せ合って、
互いの体を温めようとしました。
しかし
近づこうとすればするほど、
温め合おうとすればするほど、
互いに体の針が
相手の体に刺さってしまい、
傷つけ合ってしまいます。
だからといって、離れると
夜の寒さは耐えられません。
ハリネズミたちは
互いにくっつき痛みを感じ、
そして離れ寒さを感じながら、
互いに痛みを我慢でき
互いのぬくもりを感じあえる
距離を探っていきました。
そして一晩中
くっついたり離れたりを
繰り返した結果、
そこまで痛くもなく
相手の温もりを感じられるような
適度な距離を見つけて
夜の寒さをしのいだそうです。
このお話は、ドイツの哲学者
アルトゥル・ショーペンハウアー
(1788~1860)の随筆集
『余禄と補遺(パレルガ・
ウント・パラリポメナ)』
第二巻の寓話を、
オーストリアの精神分析学者
フロイトが
「ヤマアラシのジレンマ」
と呼んだことで、
広く知られるようになりました。
この寓話が語るのは、
2つの欲求による
ジレンマに悩む人の姿なのです。
その2つとは下記です。
1. 自己の自立
2. 相手との一体感
1が強すぎると
人とグッドリレーションを
築くことができにくくなり、
2が強すぎると共依存に
なってしまう可能性が大です。
ちなみに、この寓話を
ベースにした言葉にには
「ヤマアラシ症候群」という
ものもあります。
対人関係の経験に乏しいために
人との距離のとり方が分からず、
相手を傷つけたり、
自身が傷ついて、
鬱状態に陥ることを呼びます。
あなた自身の
人との距離感は
いかがでしょうか
ヤマアラシのように
針を刺しあってしまったら
離れてみたらいいですし、
寒かったらもう少し
近づいてみましょう。
そうして、お互いにとって
心地よい距離感を
探していってくださいね
☆今回の内容はいかがでしたか
ご意見・ご感想、
またこんなこと書いて欲しい
などございましたら
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今日も大切な人と
グッドリレーションを築ける
1日になりますように
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