支援があっての盲導犬育成 | 日本盲導犬協会

こんにちは。

スマイルワン仙台 訓練部Hです。


盲導犬は、バスや電車にも盲導犬ユーザーと一緒に乗ることができます。
バスや電車を利用できることは、行動範囲を広げるきっかになりますので、盲導犬を目指して訓練している途中の犬(訓練犬)に教えることの大事な一つなのです。

先日、仙台市内のバス営業所の敷地内でバスを少しの時間お借りして訓練をさせていただきました。その様子を少し報告します。

この写真はドアを発見し誘導することを教えている様子です。





バスのドア前まで誘導し止まって教えます。


次にバス車内での犬の待機のさせ方を教えました。スムーズな乗降やスムーズな足元での犬の待機は盲導犬ユーザーがバスを利用するうえでとても大切なポイントです。

バスの座席のタイプによってほかのお客様の迷惑にならないように犬が待機する場所や方法を変えています。





 上の写真のような場合は、座席と足の間に犬に伏せさせます。





上のような座席の場合は横に伏せさせます。



普段走っているバスでは、こうしたことをじっくりと教えることが難しいため今回のような訓練の機会はとても貴重なものです。

バス会社のご協力のおかげで教えることができています。



今日の訓練のように、盲導犬の育成は地域の方のご理解とご支援があるからこそ成り立っているということを改めて実感するよい機会となりました。

これからも感謝の気持ちを忘れず日々の訓練に励んでいきたいと思います。