大切な盲導犬を夏の暑さから守る方法 その2 | 日本盲導犬協会

東京本部広報のSです。


夏本番となり、厳しい暑さが続いています。

先日のブログ でも盲導犬と暮らす視覚障がいの方(ユーザー)や訓練士の工夫を紹介しました。
今日はユーザーの方から聞いた工夫や苦労を紹介します。


・ユーザーAさんのお話し
「最近、うちの子はどんどん早起きになってきて、午前3時半過ぎに起こしてくれます・・・。まだ暗い中、首輪に光るライトを付けて、犬用のシャツを濡らし、首には保冷材を巻いて散歩の準備をします。

そして、4時過ぎに家を出て小1時間散歩をし5時前に帰宅です。それでも帰ってくると私も大汗、犬もハア・ハアと息があがっています」


 

・ユーザーBさんのお話し
「暑くなるこの季節は、通勤時間を1時間早めて家を出ます。靴を履かせて、クールベスト(犬用の服を濡らして体全体を冷やす)を着せて出勤です。

歩行中も犬の息づかいに耳を傾けて、途中日陰で少し休みながら行きます。会社に着いたら冷たい水をあげてクーラーのきいた部屋で休ませます




・ユーザーCさんのお話し
「暑い日の日中の移動は、もっぱらタクシーを利用します。駅構内からタクシー乗り場までの日陰のない場所を少し歩くことがありますが、全て屋根がある乗
り場になるといいですね」


その他にも、犬の体を触って体温が上がりすぎていないか確認し、外出時はこまめに水をあげ、排泄は日陰を選んでさせたりなどさまざまな工夫している声を聞きます。


みなさん、パートナーである盲導犬の健康をしっかりと管理しながら日々すごし、暑い夏を乗り越えています。