昨日、屋上のミカンの根元に置いて来た筈の羽化直後のアゲハが、不思議な事に今朝トイレの前で死んでいた。

自力で来たのか? それとも誰かが意図的に?

そこで「置いたのは誰?」と言うと、チビ黒がフニャンと言って屋上から降りてきた。

お前か~。

で、その口に咥えてる黄色い物は何?

ハンターの血が騒ぐのか?

今年は暑さのせいで、猛暑が終わってもセミの声が聞えない。

おかげでもう一匹のグレーのハンターは獲物を捕れずにいるので助かっている。

あいつはセミ専門だからな。

因みにボスは大物狙いなので、普段は狩をしない。
しかし、あいつが狩をするとチョット困る。

あいつは節足動物には興味を示さず、鳥類に固執している。

あいつが獲物を持ってくると、血の始末が大変だ。

以前、窓の隙間から鳩を爪で引っ掛けやがったからな。

数年前まで家の前の銀杏がスズメのマンションだったのだが、我が家のハンターに数匹狩られたらマンションは移転した。

巣立ったばかりのムクドリを狩ってから、私の家の近くでムクドリを見かけなくなった。
しかし、あいつがムクドリを狩った時はさすがに怖かった。

屋上をムクドリの大群が取り囲み、まるでヒッチコックの映画のように全てのムクドリが屋上を見つめてギャーギャー騒いでいた。

それ以降、屋上菜園の鳥害は殆ど無くなり防鳥ネットは不要となった。

猫を飼いだす前は、隣が中華料理屋という事もあって、ネズミも住み着いていたのだが、猫を飼い出してから、ネズミの姿は家から消えた。

猫は凄い。