今日部屋から出ると、黒オスがいつもの様に露払いでもするかの様に先導して歩く。

私が洗面所に行くと、黒オスは洗面所の前で待っていた。

洗面所から部屋に戻ろうとすると、出遅れた黒オスが「ウニャニャニャ」と言いながら追いかけて来た。

しかし、私の前へ出ようと私の足をすり抜けようとした先が、私が足を下ろそうとする所だった。

私は危うく黒オスを踏みそうになり寸前で止めたのだが、若干足が当たった。

足が当たった黒オスは「フギャ」と言った。

すると、灰猫が「フシャー」と言って飛び掛ってきた。

私は、黒オスを蹴飛ばしたと思った灰猫が、怒って飛び掛って来たのかと思ったら、私の足を通り抜けて黒オスに猫パンチをかまし、黒オスを威嚇。

威嚇された黒オスは訳も分からず呆然とし、理不尽さにウニャウニャ言いながら階段を下りて行った。

私が黒オスを追いかけると、灰猫は黒オスに飛び掛ったのだが、空中でチビ黒に飛び掛られ黒オスの前で着地、そしてチビ黒を追いかけて行った。

私は黒オスに「ごめんね」と言ってナデナデしていたら、灰猫が戻って来た。

そこで灰猫に「黒オスは悪くないよ」と言ってナデナデ。

灰猫をナデナデする手に頭を潜り込ませるチビ黒。

仕方が無いので、黒オスを足でナデナデ、右手でチビ黒、左手で灰猫をナデナデしてやっと収まった。

因みに、黒オスは手でナデナデされるのはあまり好きではない。
手でナデナデすると逃げたりするが、足でナデナデすると自分で顔を擦るつけて来る。

チビ黒は足でナデナデされるのは嫌いで、手でナデナデするよう要求する。
掌に頭を押し付けて、撫でろと要求して来る。

灰猫は、ハシビロコウの様に睨み付け、目が合うと頭を下げて撫でろと要求する。
撫でないと延々と睨み付けている。

今日、灰猫が黒オスに攻撃を仕掛けたのは、黒オスの声が私を攻撃している声と間違えたのだろうか?

と言う事は、私は灰猫に守られてるのか?

黒オスや灰猫が守ってくれているとは、なんとも心強い。